話し方教室「職場での従業員対立は、不明確なコミュニケーションに原因がある!」
マネジメントスキルは、意外な場所で学べる
アメリカでマネジメント・スキルに関する著作を出版し、リーダーシップのコーチとして活躍するビクター・リップマン氏は、氏が読んだ研究を紹介する記事を9月12日、フォーブズに投稿した。
氏のこれまでの経験によれば、マネジメントに関しては意外な場所で学ぶことができ、洋の東西を問わずに通用する真実があるという。氏が今回取り上げた研究は、イランの病院における看護師間の対立を分析したもので、2016年にザ・オックスフォード・レビューに掲載された。
「イランの病院なんて関係ない」と思うのは早計だ。氏はこの研究で得られた教訓に同意を示し、ほとんどの組織で通用する、興味深くかつ役に立つアセスメントだとした。
職場での従業員の「対立」は、コミュニケーションの問題
研究では職場で対立が起こりやすい原因として、役割上の義務を全て遂行する時間がない、誰の仕事なのか曖昧、複数の相手から相反する結果を期待される、人手不足で役目以外の仕事をさせられる、の4つが挙げられた。
これらはイランの病院に限ったことではなく、アメリカの大企業にも共通する問題だ。そしてこれらの核となるのは、コミュニケーションの問題だと言える。対立が起こるのは、従業員にとって職務上の役割や責任がはっきりしないからだ。
職場で従業員の対立を適切に処理することは難しいが、優れたマネージャーには不可欠なスキルだ。多くの人がこの問題に悩まされていると思うが、明確なコミュニケーションをする ことが解決の鍵になるだろう。
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