話し方教室東京 コラム|コミュニケーションスキル不足による、企業の損失について

リーダーシップスキルとしてのコミュニケーションスキル

従業員の動機づけるのはどの企業にとっても大きな課題だ。フォーブスでは、リーダーシップスキルのひとつとして、コミュニケーションスキルの重要性をあげている。

従業員が辞めていく理由として、「退屈だから」や「手柄の機会が得られない」のほかに「上司との確執」がある。上司とのコミュニケーションは職場の人間関係の主軸でもあり、従業員のやる気にも関連してくる。

あるレポートによると、コミュニケーションの不足や誤解によって出される、ビジネスプロセスの遅れ、業務上のミスなどの損失を換算すると約370億ドル、1社あたりの平均コストは6,240万円と推定されている。いかにコミュニケーションスキルが重要かがうかがえる。

コミュニケーション能力が高くてもチームをまとめるのは大変

リーダーが明確にするのは、スタッフとのビジョンの共有。オープンなコミュニケーションで一緒に目指すことが、スタッフのやる気につながっていくと指摘。

そして自身ができないことを相手に要求するべきではないと続ける。話し合いや協力をすることはもちろんだが、発言したことは実践してみせることも必要だという。

いずれにせよ、コミュニケーションに長けていてもチームをまとめるのは簡単ではなく、時間をかけることも忘れてはいけないとアドバイスしている。

話し方教室の要点「リーダーシップとコミュニケーションスキル」

記事は、コミュニケーションの不足や誤解によって生み出される損失は約370億ドル。1社あたりの平均コストは6,240万円と言っている。それほどコミュニケーションの量や質が、企業にとって重要ということである。

リーダーシップ力の核心は、判断力とコミュニケーション能力になる。ここでいう「コミュニケーション能力」とは、単に仲間と会話したり仲良くするスキルだけを言っているのではない。それらは当たり前。

それに加えて、「周囲に影響力を及ぼし、周囲を巻き込み目標を達成していく能力」を言っているのだ。これは生半可な心構えで身につくものではではない。リーダーシップスキルとしてのコミュニケーションスキルは、覚悟して取り組んでいくしかないのだ。

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