話し方教室東京 コラム|情動効果がビジネス・プレゼンテーションを成功させる!

プレゼンでの「情動効果」の重要性

営業、契約交渉などビジネス・プレゼンテーションにおいて、伝播力と拡散力は非常に重要である。強力な伝播力と拡散力のあるプレゼンテーションは情動効果があり、話し手の感情が聞き手に感染・伝染し、共有できる。

米コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーの調査報告によると、プレゼンテーション後、聞き手の印象に数時間ほど残るものは約15%から20%である。また、情動効果が1ヶ月続くプレゼンテーションは、2%から3%まで激減するという。

「アントレプレナー」では、情動効果があるビジネス・プレゼンテーション術について教授する。

簡潔明瞭な情報伝達とジェスチャーで、印象に残るプレゼンを

概して、脳が処理、記憶できる情報量には限りがある。膨大な情報・データを処理することは困難である。それゆえ、話し手は明瞭簡潔な情報伝達を心掛け、重要事項や強調箇所など伝えたい内容を数項目に絞る。

また、記憶に定着する情報は、興味・関心があり、理解した内容となる。話し手は、聞き手の興味・関心を引き、感情を共有できるように、ジェスチャー・身振り手振りを効果的に活用する。

情動効果を高めることにより、聞き手の印象に残るプレゼンテーションとなり、メッセージの伝播力と拡散力は増す。

論理的でストーリー性のあるプレゼンテーションを

情報処理過程において、脳は、関連した情報内容をまとめて理解・処理する。また、一連の情報は脳に刺激、印象を与え、記憶に定着しやすいといわれる。一方、関連性のない、ストーリー性のない情報は記憶に留まらず、忘却される傾向にある。

したがって、論理的で、一貫性やストーリー性のあるプレゼンは、聞き手の理解を促し、メッセージが記憶に留まりやすい。

話し方教室の要点「長く記憶に残るプレゼンテーションのポイント」

コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーの調査報告によると、「プレゼンテーション後、聞き手の印象に数時間ほど残るものは約15%から20%である。また、情動効果が1ヶ月続くプレゼンテーションは、2%から3%まで激減する」と言っている。

つまりプレゼンの多くは、時間の経過とともに忘れ去られる、ということである。しかし、プレゼンに工夫をすれば、聞き手の記憶に長くとどめることも可能になる。

記憶に残るプレゼンをするポイントは4つ。

1.重点を絞り、明瞭簡潔な情報伝達を心がける。

2.聞き手の興味・関心がある情報を分かりやすく提供する。

3.身振り手振りを効果的に活用し、聞き手と感情を共有する。

4.論理性、一貫性、ストーリー性あるプレゼンを行う。

上記ポイントは、最上級プレゼンのコツでもある。しかしどのポイントを見ても簡単なことではないのがお分かりいただけるであろう。さように、達人への道は厳しいのだ。

しかし、諦めなければ到達できる。最上級プレゼンを目指す方は、本学で訓練されるのがよいだろう。

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