話し方教室東京 コラム|50歳以上のベビーブーマーが起業家として成功するには?
変化する雇用市場、雇用形態
3月24日のピーアール・ドットコムは、雇用市場における年齢制限、あらゆる業種での高齢者の切り捨てなどにより、50歳以上のベビーブーム世代が雇用される機会が少なくなってきていると報じている。そんな50歳以上の唯一の選択肢は、自らビジネスを立ち上げることである。
だがほとんどの人たちは、起業して成功するのに必要な知識とツールを持ち合わせていないのである。
起業するにあたり専門家のコーチングを受ける
ダグ・フリーマン著「回避策:50歳以上の起業家に50以上のインサイダー戦略」では、そんな50歳以上の人々が成功するために、小規模でもどうやってビジネスを構築していくかを指南している。
フリーマン氏はテクニカルライティング編集からコミュニケーションコンサルティング、マーケティングサービスまで、30年以上にわたる自営業経験に基づいて、高齢者雇用やアンコールキャリアを研究してきた。
その結果、この世代の人々は、豊富なスキルや経験に知識、そしてネットワークを持っているものの、変化するビジネスモデルに対応できていないことが分かったのである。
起業するにあたって、まずは意固地にならずに専門家とコミュニケーションを取ることだ。そしてアドバイスやコーチングを取り入れて、自らを振り返ることが大事になる。そして専門資産の市場性を認識、評価し、実用的なビジネス開発戦略と戦術を学ぶ。
これまでつちかってきた豊富なスキルや経験が、ニッチなビジネスサービスとして新しい方法でどのように再利用できるのかを理解して取り入れていけば、起業家として新たなキャリアを築いていけることだろう。
話し方教室の要点「起業に際して専門家とコミュニケーションを」
記事は、米国での雇用市場における年齢制限などにより、50歳以上のベビーブーム世代が雇用される機会が少なくなってきていると述べている。そうすると彼らの選択肢は、仕事をすることを諦めるか、自らビジネスを立ち上げることになる。そして後者の選択もまた大きなリスクを伴う。
考えてみれば、彼らは自分でビジネスができないからサラリーマンを選択したわけであり、そんな彼らが自分の知識だけでビジネスをスタートさせればすぐに困難に直面することは目に見えている。そこで、起業にあたっては意固地にならずに、専門家とコミュニケーションをとりアドバイスやコーチングを受けることが重要になる。
それで成功する保証はないのだが、専門家の指導を仰ぐことでリスクはより小さくなるだろう。
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