話し方教室東京 コラム|Amazon創業者にリーダーシップを学ぶ!
自主性を尊重し、結果を出すために
Amazonはインターネット書店に始まり、世界的に有名な巨大企業へと成長を遂げた。一方、買収に失敗し、重要な従業員の多くを失った過去もある。
Amazonの共同創設者であり最高経営責任者のジェフ・ベゾス氏は、創業から現在に至るまで、企業の代表としてリーダーシップを発揮している。「アントレプレナー」では、ベゾス氏よりリーダーシップを学ぶ。
Amazonでは従業員の自主性が尊重される。あらゆる部門は1人あるいは少人数チームにて担当され、自由に采配を振るえる。自主性が尊重される環境下では、個々は最大限の力を発揮でき、好ましい結果を出せる。また、潜在的リーダーシップ能力の開発を促し、優秀なリーダーが育成される。
しかしながら、個々の自主性のみでは方向性が合致せず、組織として機能しない。組織内にて目標・目的、方向性の共有が不可欠である。ベゾス氏は正しい方向性を示し、個々の従業員に対して、企業の経営理念・方針への正しい理解を促している。
変化に対する対応力が求められる
社会や経済、技術の変化が著しい環境にて、企業が安定的に成長するには、変化に対する対応力が求められる。
例えば、社会環境は常に変化し続け、技術は急速な進歩を遂げるなかでは、顧客ニーズも変化する。しかしながら、広範囲の顧客ニーズが変化するには時間を要し、リーダーは適切なタイミングを見極めて、対応する必要がある。
また、ベゾス氏は、技術の変化に柔軟性をもち、積極的に取り入れる。AI技術など最先端テクノロジーの活用は、仕事の効率性、生産性を高める。
概して、成功には失敗が伴う。ベゾス氏は、ビジネスをはじめ、大胆な賭けに出るとは実験を行うことであると発言している。実験には失敗が伴い、実験結果の事前予測は不可能である。しかしながら、大きな成功は、多くの失敗を埋め合わせる。
Amazonは、買収や新規事業などの多くの失敗を経験し、失敗を活かして成長した。ベゾス氏は失敗を奨励し、従業員に対して挑戦する機会を与える。また、挑戦する機会は、従業員のモチベーションになる。
簡潔明瞭・効率的コミュニケーションが大事
コミュニケーションにおいて、ベゾス氏は明瞭簡潔で効率的な伝達を意識する。
例えば、会議前、リーダーは、パワーポイントのプレゼン資料ではなく、6枚のメモを読み、会議内容や目的を理解したうえで臨む。あらゆる部門を少人数にて担当させ、チームに決定権を与え、迅速な意思決定を促す。
話し方教室の要点「成功するリーダーのコミュニケーションのポイント」
1.正しい方向性を示し、個々の従業員に対して、企業の経営理念・方針への正しい理解を促した上で、自主性を尊重する。
2.会議前、リーダーは、パワーポイントのプレゼン資料ではなく、6枚のメモを読み、会議内容や目的を理解したうえで臨む。
3.あらゆる部門を少人数チームに担当させ、決定権を与え、迅速な意思決定を促す。
ベゾス氏の成功するリーダーのコミュニケーションとは、「理念・方針の徹底」、「会議の高生産性」、「少数精鋭チーム」といえそうだ。
経営者、管理職で「方針発表」や「会議の議長」としての実力に不安がある方は、話し方教室の名門・日本コミュニケーション学院東京の専門講座で学んでいただくのが一番だろう。
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