話し方教室東京 コラム|リーダーシップ類型と特徴を知り、リーダーシップを発揮する!
リーダーシップ類型を知り、ビジネスの生産性を高める
組織運営・管理において、リーダーシップは大きな影響を与える。リーダーシップにより、ビジネスは簡潔・簡素化され、効率性や生産性が高まるといえる。「ガイ・カウンセリング」では、リーダーシップへの理解を深める目的にて、リーダーシップ類型論を紹介している。
リーダーシップ類型では、リーダーの性格・人柄、組織、フォロワーに基づき、目的・目標達成においてリーダーが周囲に対して与える影響力などリーダーシップの特徴によって分類されている。
ビジョナリー・リーダーシップとカリスマティック・リーダーシップ
ビジョナリー・リーダーシップの特徴は、将来ビジョンの創造と実現、自主性の尊重である。ビジョナリー・リーダーは常に将来を見据え、大局的な思考能力に優れている。達成確実な目標を設定し、成功体験により周囲のモチベーションを高める。また、従業員の自主性を尊重する。
例えば、アップル社のスティーブ・ジョブズ氏は、ビジョナリー・リーダーの典型であり、社会全体の動きを把握し、業界のトレンドに敏感であった。
カリスマティック・リーダーシップ(カリスマ的リーダーシップ)は、ビジョナリー・リーダーシップと類似した特徴をもつ。将来のビジョンを描く資質があり、高いコミュニケーション能力をもつ。
一方で、ビジョナリー・リーダーシップとは異なり、好ましい成果に対して金銭的報酬を与え、周囲のモチベーションを維持する。第35代ジョン・F・ケネディ大統領、ネルソン・マンデラ大統領が代表例となる。
民主的、放任的、専制的リーダーシップ
民主型リーダーシップは傾聴スキルが高く、周囲の自主性を尊重する。全ての関係者、当事者にて意見・アイデア、情報を共有したうえで、話し合いにより意思決定を行う。
民主型リーダーシップと同様に、放任的リーダーシップは周囲に意思決定や判断を委ねる。問題が生じた場合であってもリーダーは介入せず、当事者間での解決を促す。
専制的リーダーシップは権力重視である。リーダーが意思決定を行い、周囲に対してリーダーの指示に従った行動を強いる。
変革型リーダーシップと交換型リーダーシップ
変革的リーダーシップは、現状改革に重きを置く。変革リーダーは常に変化を追い求める傾向にある。将来ビジョンを通して周囲を鼓舞させ、変革力を高める。
一方、交換型リーダーシップでは、現状維持を重視する。承認欲求・実現欲求を満たす、金銭的報酬を支払うなど対価により周囲の意欲を高める。
機能的リーダーシップと戦略的リーダーシップ
機能的リーダーシップでは、効率性が最重要視される。目標・目的達成に向けて、リーダーの機能、役割が具体的に特定化される。
また、戦略的リーダーシップでは、中長期的視野にて物事を捉え、目標・目的達成に必要とされる要素を戦略的に考える。
話し方教室の視点「リーダーシップ類型とコミュニケーションの取り方」
1.ビジョナリー・リーダーは、達成確実な目標を設定し、成功体験により周囲のモチベーションを高める。従業員の自主性を尊重する。
2.カリスマティック・リーダーシップは、好ましい成果に対して金銭的報酬を与え、周囲のモチベーションを維持する。
3.民主型リーダーシップは、周囲の自主性を尊重する。意見・アイデア、情報を共有したうえで、話し合いにより意思決定を行う。
4.放任的リーダーシップは、周囲に意思決定や判断を委ねる。問題が生じた場合であってもリーダーは介入せず、当事者間での解決を促す。
5.専制的リーダーシップは、権力重視である。リーダーが意思決定を行い、周囲に対してリーダーの指示に従った行動を強いる。
6.変革的リーダーシップは、現状改革に重きを置く。将来ビジョンを通して周囲を鼓舞させ、変革力を高める。
7.交換型リーダーシップでは、現状維持を重視する。承認欲求・実現欲求を満たす、金銭的報酬を支払うなど対価により周囲の意欲を高める。
リーダーシップの「コンテンジェンシー理論」というものがある。つまリーダーシップは、「状況によって使い分ける」必要があるのである。
そして使い分けるためには、まずは、自分の類型・タイプを認識すること。そして、その他のタイプを理解することが必要になるのだ。
言語によるリーダーシップ能力開発をお望みの方なら、話し方教室の伝統校・日本コミュニケーション学院東京の専門講座で学ばれるのが良いだろう。
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