話し方教室東京 コラム|アップル最高経営責任者が、母校の卒業式でスピーチを行う

Apple最高経営責任者の母校でのスピーチ

「タイム」は、今月13日、Apple最高経営責任者のティム・クック氏が母校である米デューク大学の卒業式にてスピーチを行ったと報じた。

会社のキャッチフレーズ「Think different」を使って卒業生を激励

クック氏は、祝辞に加え、Appleのキャッチフレーズ「Think different(発想を変える、ものの見た方を変える)」を使って人生のアドバイスを送り、卒業生を激励した。

社会に出ることは大きな挑戦の時である。スティーブン・ジョブズ氏は、生前、自己のビジョン、信念に従って新たな事象に挑戦することにより、必ず、問題は解決され、状況は改善されると残している。

クック氏は、近年の気候変動、銃乱射事件、#MeToo運動など社会問題・社会現象、政治問題を受けて、不正に立ち向かう勇気が重要になると語った。世界を変えるには勇気が必要であり、高い目的意識が求められる。

卒業生に対して、失敗を恐れずに進歩・向上に努め、偏見を捨ててコミュニケーションを通して相互理解を促し、誰も見ていない状況下であっても最善を尽くすように助言した。

クック氏のスピーチは、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア氏の1964年卒業式におけるスピーチから「The time is always right to do right.(正しいことをするのに、時を選ぶ必要などない。)」を引用して締め括られた。

話し方教室の視点「卒業式でのスピーチのポイント」

1.クック氏は、近年の気候変動や社会問題・社会現象、政治問題を受けて、不正に立ち向かう「勇気」が重要と語った。

2.失敗を恐れずに進歩・向上に努め、偏見を捨てコミュニケーションを通して相互理解を促し、誰も見ていなくても最善を尽くすように助言。

3.マーティン・ルーサー・キング・ジュニア氏の1964年卒業式におけるスピーチから「The time is always right to do right.(正しいことをするのに、時を選ぶ必要などない。)」を引用して締め括られた。

将来のある若者への卒業式スピーチには、強く、前向きなメッセージがよく似合う。クック氏も「勇気を持て、失敗を恐れるな、最善を尽くせ」とスピーチをした。

また彼は、格調高いスピーチにするために、有名な言葉を「引用」している。これも大事な点だろう。

もし、あなたが母校でスピーチするとしたら、どんなスピーチをするのだろうか?迷ったら、本学に相談されるのがよいだろう。スピーチの名門・日本コミュニケーション学院東京が力になってくれる。

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