話し方教室東京 コラム|リーダーの向き・不向きは、能力ではなくイメージで判断?
いまだに「リーダーは男性」のイメージ
ハーバード・ビジネス・レビューでは5月25日、男性と女性のイメージを言葉で表した研究について、社会学の専門家たちの分析を掲載。パフォーマンスに違いはないものの、リーダーは男性というイメージが未だにあるようだ。
リーダーシップの資質に、男女の違いはない
この研究では、テキサスの軍士官候補生4,000人以上に対し男女の認識を調査。男性をイメージするポジティブな言葉で一番多かったのが「分析」、「優秀」、「柔軟性」などであり、逆にネガティブな言葉は「傲慢」、「無責任」だ。
女性をイメージするポジティブな言葉で一番多かったのが「思いやり」。逆にネガティブな言葉は「不適切」、「利己的」であった。
これをビジネスに当てはめると、男性の分析力や柔軟性は戦略など個人の能力評価に当たり、女性の思いやりは人間関係の能力評価に当たると分析している。
しかし研究からは、モチベーションやリーダーシップの資質において、軍事的尺度では男女の違いは見られなかったという。
女性の指導者は不利益をこうむる
ビジネスでも同様だが、女性の指導者はしばしば矛盾するフィードバックを得る可能性がある。同記事ではこれがイメージによる主観性に基づいていると推測。
パフォーマンスを発揮しても抑制しても男性の受け止め方は厳しい。キャリアへの正しい評価が求められると指摘している。
話し方教室の視点「リーダーシップ発揮のポイントとは?」
1.テキサスの軍士官候補生4,000人以上に対し男女の認識を調査。男性をイメージするポジティブな言葉で一番多かったのが「分析」、「優秀」、「柔軟性」。逆にネガティブな言葉は「傲慢」、「無責任」。
2.女性をイメージするポジティブな言葉で一番多かったのが「思いやり」。逆にネガティブな言葉は「不適切」、「利己的」。
3.研究からは、モチベーションやリーダーシップの資質において、軍事的尺度では男女の違いは見られなかった。
伝統的なリーダーのイメージは、「優秀で、少し傲慢な、男性」というところだろうか。「伝統的」といったが、今現在も、リーダーに対する人々のイメージはあまり変わっていないようだ。
しかし色んな研究で、「リーダーシップの資質に、男女の性差はない」ということがわかっている。また女性リーダーも少しずつではあるが増えて来ている。そろそろリーダーのイメージも変わってこなければならないだろう。
リーダーのイメージは変わっても、リーダーのコア・スキルが「コミュニケーションスキル」であることに変わりはない。しっかりとコミュニケーションスキルを習得したい方は、名門校・日本コミュニケーション学院東京の専門講座で学ばれるのがよいだろう。
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