話し方教室東京 コラム|ティム・クック氏がリーダーシップについて語る
リーダーシップに関しての助言
「メイク・イット」は、先月25日、サンフランシスコで開催された「フォーラム CEO イニシアティブ2018 アニュアル・ミーティング」にて、Apple最高経営責任者のティム・クック氏がトランプ政権の移民政策について批判したうえで、リーダーシップに関する考えを述べたと報じた。
クック氏によると、権力のある地位には批判・批評、抗議が伴い、リーダーは付加価値を与える特定の専門知識、思考力や知的能力が求められる。
昨年、トランプ政権はDACA(不法子女救済措置:親に連れられて幼少期にアメリカへ不法入国した若者に対する不法移民の強制送還猶予措置)を撤廃した。先月には、アメリカとメキシコ国境にて、アメリカへの不法入国を試みた移民親子を引き離して拘束している。
移民問題の影響はアップルも例外でなく、iPhones、Macs、iPadsの開発・設計・製造はアメリカ国外からの従業員に頼っている部分が大きい。多くのメディアは、クック氏によるトランプ政権の移民政策批判を報じている。
クック氏の考えるリーダー像とは
クック氏は、ビジネスの成否が商業取引より人材獲得に大きく影響を受けると考える。それゆえ、ダイバーシティ(多様性)・インクルージョン(包括・包含)を重視する。
企業・組織内は個々の年齢、性別、人種、国籍、文化など多様性を尊重し、多種多様な価値観のもと一体化している状態が重要であり、リーダーとしてアップルの企業価値、従業員の価値を支持して意見を述べる責任があると述べている。
話し方教室の視点「グローバル企業のリーダーシップのポイント」
1.クック氏は、権力のある地位には批判・批評、抗議が伴い、リーダーは付加価値を与える特定の専門知識、思考力や知的能力が求められるという。
2.クック氏は、ビジネスの成否が商業取引より人材獲得に大きく影響を受けると考える。それゆえ、ダイバーシティ(多様性)・インクルージョン(包括・包含)を重視する。
小さな会社でもリーダーシップを発揮することは難しいが、それがグローバルな大企業ではなおさらである。ティム・クック氏は、グローバル企業のリーダーシップを、「知的能力」と、「ダイバーシティー」、「インクルージョン」に見出しているようだ。
確かにそうである。当然、体力や精神的タフネスさはリーダーの前提になっているわけだ。また、氏はリーダーとしてミュニケーションスキルの重要性には言及していないが、これも前提になっていることと思われる。
本学ではリーダーシップの要素を、判断力、実行力、コミュニケーションスキルの3つと言っている。そしてそのコミュニケーションスキルの開発なら、話し方教室の名門日本コミュニケーション学院東京がある。ご利用になるのが良いだろう。
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