話し方教室東京 コラム|コーチングのコーチは、カウンセラーやセラピストになってはいけない!

ビジネス・コーチの役割とは?

エグゼクティブコーチは、精神的な面を支えることもあり、メンター、カウンセラー、セラピストなどとの区別が曖昧になるケースがある。フォーブスでは、コーチは役割を理解しビジネスのコーチングに徹底する必要があると述べている。

ビジネスもプライベートも生活の一部であることから、仕事を家庭に持ち帰る、オフィスに私生活の問題を持ち込んでしまうことがある。責任感があるからこそだが、2つの領域の境界線が曖昧になると、絡み合って状況を悪化させてしまうことがある。

コーチはリーダーの人としての全体像を把握することは大切だが、この境界線を理解した上で取り組むべきであり、カウンセラーにもセラピストにもなってはいけない。

コーチはクライアントのビジネス問題解決を支援する

例えば、家族との問題を仕事に持ち込んでしまい、エンゲージメントに影響を与えてしまう状況があったとする。このときコーチはこの問題を解決することはできず、またしてもいけないが、クライアントであるリーダーが従業員を理解し、良い見本となるよう指導することはできる。

コーチはビジネス問題の解決者であり、クライアントの問題解決が仕事ではない。

クライアントがリーダーとしてどうありたいのか、何を達成したいのか、何が妨げになっているのかを理解し、クライアントが目指すものをサポートすることに注力するべきだ。

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