話し方教室東京 コラム-オープンコミュニケーションでチームの関係を深めビジネス革新を!
組織全体の業務とコミュニケーションの可視化でビジネス革新
インフォQでは、「Obeya」ワークショップを学んだ2人のプログラムディレクターに行ったインタビューを掲載し、プロジェクトにおけるコミュニケーションの透明性やリーダーシップ、コラボレーションの重要性について指摘している。
「Obeya(大部屋)」は、90年代にトヨタ自動車が開発した事業計画のフレームワークで、Obeyaは仮想スペースを意味している。同社がプリウスの開発にあたり、短期間(アジャイル)で革新的なものを作り出すため、組織全体の業務やコミュニケーションの可視化を図ったものだ。
これまで分担され小部屋で行ってきた業務を、大部屋という仮想空間に置き、情報がよりオープンになることでチーム間、または組織全体で作業の状況や相互関係を理解する。
オープンで正直な会話ができる環境が、チームの関係を深めビジネスを革新する
仮想空間ではオープンで正直な会話が行われるため、同じプロジェクトに関わるチームとの横のつながりが強化されるほか、意思決定者にもアクティブリスニングを促し、効果的なフィードバックなど縦のつながりにも良い影響を与える。
この空間では、オープンな会話だけでなくリーダーの積極的な参加と関与が求められる。それが組織内の行動を促し、日々の集合的な結果が「職場文化」を形成する。
また、その空間ではデータを活用することの重要性についても触れており、結論に飛びつく前に物事を理解し分析する必要があるとしている。複雑なデータや情報を取得し、可視化していくことでコミュニケーションが生まれ、革新的な開発につながるという。
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