話し方教室東京 コラム-社員研修を成功させるためには何が必要か?
社員研修が成功しない原因は?
現代のビジネスにおいて、従業員の学習と開発に力を入れることが企業利益につながるという概念は当たり前になっている。
2月28日のatdによると、CEOの90%以上がトレーニングを利用して従業員のスキルギャップを縮めることが、企業に変革をもたらすゲームチャンジャーたりうると記されている。
たいていのリーダーは会社に利益をもたらすためのトレーニングを望んでいるが、それが成功に結びつかないケースがほとんどである。それは、トレーニングを成功させるためのプロトタイプ(基本形・手本)がないからであると言う。
企業研修は永続させること、研修コーチを訓練すること
まずは一回限りのトレーニングでは意味がない、ということを理解しないとならない。ギャラップの調査によると、従業員はイベント後は生産性が上昇するが、90日後には以前のレベルに戻ってしまうと言う。
つまり一回だけ有名なトレーナーを連れてきて、その時だけ盛り上げても根本的なトレーニングにはならないと言うことである。従業員の根底にある信念に、永続的となる変化を与えるようなトレーニングを考えないとならない。
また、トレーニングは現場の従業員を対象としている。しかしトレーニングの成功は、全てコーチの努力と力量にかかっている。つまりリーダーはコーチに依存しているので、そのコーチがリーダーの意図を汲み取っていなければならない。
企業が雇ったコーチを企業がきちんとトレーニングすることで、成果のあるトレーニングができるかどうかが決まるのである。
■ 記事関連・話し方講座/エグゼクティブコーチング
■ 話し方コラム提供/©話し方教室の名門・日本コミュニケーション学院(東京)/話し方コラム・スタッフ委員会