話し方教室東京 コラム-科学者と一般市民のコミュニケーション・ギャップをいかに解消するか?

科学を一般の人に理解させることは困難

ザ・デイリー・テキサンは、科学と一般の知識のギャップを埋めるコミュニケーションについて、テキサス大学の取り組みを取材。学生によるスピーチコンテストが毎年行われている。

NASAのレポートでは、科学者の97%が気候変動に人為的な可能性を認めている。しかし調査センターのピュー・リサーチでは、アメリカ人の半数以上がそれに反対だと報告している。このように科学分野では、研究論文などが日々作成されているが、その情報を一般市民に的確に伝えることは容易ではない。

科学者と市民のコミュニケーションギャップ解消が、お互いの利益になる

テキサス大学のムーディー・コミュニケーション・カレッジでは、科学者と一般のコミュニケーションギャップに焦点を当て、毎年「サイエンス・イン・プレイン・イングリッシュ」と呼ばれるコンクールを支援。専門家でない人たちが審査を行っている。

カレッジの代表は、コミュニケーションギャップを改善する最大の方法は、ベースラインとなる知識を理解することだという。そこから言葉を選択し、明確に研究内容を伝えることが求められる。

コンクールで優勝した学生はインタビューで、一般への理解に対する重要性を指摘。科学は科学者の個々の利益だけではなく、最終的には一般市民に反映される。市民からフィードバックを受けることができれば、科学はより良い成果を上げ、市民にもメリットが享受されると述べている。

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