「上司との信頼関係を築く話し方とは?部下に求められる3つのポイント」(1分間 話し方教室東京)


職場において「上司との信頼関係」は、円滑なコミュニケーションやキャリアアップにも直結する重要な要素です。信頼される部下になるには、ただ指示に従うだけでは足りません。

今回は、話し方や態度、行動面から信頼構築に必要なポイントを解説します。信頼は日々の積み重ねで育つものです。あなたも、3つのコツを押さえることで、上司との関係性が大きく変わるはずです。

1. 「報連相」の質を高める話し方

多くの職場で推奨される「報告・連絡・相談」は、信頼構築の基本中の基本です。ただし、単に実施するだけでなく、“質”が問われます。

要点を押さえた簡潔な伝え方を意識する

上司は常に多忙です。冗長な話し方ではなく、「結論→理由→詳細」の順で伝えることで、上司の理解を助け、信頼感が増します。「話し方の構成」を意識することが、効果的な情報伝達につながります。

タイミングを見極めて伝える

報告の内容が重要であるほど、タイミングが鍵となります。上司のスケジュールや感情を読むことができる部下、つまり、空気を読む力がある部下は、信頼されやすいといえます。

2. 誠実な姿勢を話し方に反映させる

誠実さは、話し方や言葉選びに自然とにじみ出るものです。信頼されるには、誠意あるコミュニケーションが欠かせません。

正しい敬語を用いる

上司に対する敬語が不自然だったり、形式的すぎたりすると、逆に距離を感じさせてしまうことがあります。正しい「敬語の使い方」は、信頼構築の基本です。これは、新入社員に限ったことではありません。

ミスを素直に認めて謝る

失敗や報告漏れがあったときに、ごまかすのではなく、素直に謝る姿勢が信頼感を育てます。その際の「謝り方」も重要で、感情を込めて誠実に伝えることで、印象が大きく変わります。

3.積極的傾聴で上司の意図を読み取る

信頼関係を築くためには、話す力だけでなく「聞く力」が極めて重要です。上司が求めていることを理解しようとする姿勢が、信頼につながります。

うなずきや相づちを添えて話を聞く

上司の話は黙って聞けばよいのではありません。「うなずき」「相づち」の使い方も大切です。そうして、上司の話にきちんと反応することで、興味や共感の姿勢が伝わり、安心感を与えることができます。

質問や要約で理解をフィードバック

そして、話を聞いたあとには、「確認させてください」や「つまり〜ということでしょうか?」といった要約や質問を加えることで、理解している、あるいは、理解しようとしている態度を示すことが重要です。これにより、信頼の土台がさらに強固になります。

上司との信頼関係は、話し方や伝え方、そして聞く姿勢に大きく左右されます。つまりコミュニケーションのあり方が、信頼関係を構築すると言っても過言ではありません。信頼される部下になるには、日々コミュニケーションスキルを磨き続ける必要があることは間違いありません。

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