話し方教室(東京) コラム「良い会話は、二人が同じ量を話し、同じほど聞くときに成立する。」

【今日の金言/2024-07-08】

「良い会話は、二人が同じ量を話し、同じほど聞くときに成立する。」
デビッド・オーギルヴィ

この格言は、会話の質を高めるための重要なポイントを示しています。

コミュニケーションにおけるバランスの重要性

良い会話は双方向性に基づいています。つまり、一方が話すだけでなく、もう一方も同等に話す機会を持ち、互いに聞くことが重要です。

これにより、話される内容に対して相互に理解を深め、感情の共有が行われるのです。相手の言葉をただ聞くのではなく、それに反応し、感情や考えを交換することで、会話はより豊かなものになります。

そうしたバランスの取れたコミュニケーションが、信頼関係の構築やより深い関係性に繋がっていきます。

聞くために必要となる技術

アクティブリスニングは、効果的な会話のために不可欠なスキルです。

これは、話者の言葉を注意深く聞くだけでなく、非言語的なサインや感情にも注意を払い、相手が本当に伝えたいことを理解しようとする姿勢を含みます。そして、相手の話に対して適切なフィードバックを返すことで、相手に理解されているという安心感を与えることができます。

アクティブリスニング、つまり、積極的傾聴により、会話はよりスムーズに、そして建設的に進行し、双方が満足する結果につながるものです。

話す機会の公平性を確保すること

会話における話し手と聞き手の時間のバランスは、良いコミュニケーションの基本です。話す時間が等しく配分されることで、どちらの参加者も自分の意見や感情を表現する機会を持ち、相手の意見に耳を傾けることができます。

特にグループ討議やビジネスミーティングでは、このバランスを意識することが、全員が参加しやすい環境を作り出す上で特に重要です。話す機会の公平性は、参加者の満足度や会話の効果を高めるために、意識的に管理すべきポイントの一つです。

良い会話が成立するためには、話すことと聞くことのバランスが重要であることをオーギルヴィは説いています。それぞれが積極的に聞き手として参加し、また積極的に話し手として意見を述べることで、より有意義なコミュニケーションが実現されることは理解に難くありません。

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