話し方教室(東京) コラム「良いコミュニケーターは、聞くことから始める。相手の言葉に耳を傾け、理解を深めることで、信頼が築かれる。」

【今日の金言/2024-07-07】

「良いコミュニケーターは、聞くことから始める。相手の言葉に耳を傾け、理解を深めることで、信頼が築かれる。」
ジム・ローン

この言葉にあるように、コミュニケーションの第一歩は「聞くこと」にあることは間違いありません。

相手の言葉に耳を傾けるとは

良いコミュニケーターになるためには、まず相手の言葉に耳を傾けることが不可欠です。

聞くことによって、相手が何を求め、何を感じているのかを把握することができます。聞く行為は、単に音声を耳にするだけではなく、相手の非言語的なメッセージ(表情や身振り、声のトーンや速度など)も同時に捉えることを意味します。

このように全身で相手のメッセージを受け止めることで、相手に対する深い理解が可能になります。

理解を深めるとは

相手の言葉をただ聞くのではなく、その内容を深く理解することが次のステップです。

これは、相手の話の背景にある文脈や、その時の感情を汲み取ることを含みます。例えば、同じ言葉でも、話す状況や相手の感情によって意味が変わることがあります。この深い理解を助ける技術として、「アクティブリスニング」があります。

アクティブリスニングは、相手の言葉を繰り返したり、要約したりすることで確認を取りながら、相手の言っていることを理解しようとする姿勢を示します。これにより、コミュニケーションはより明確で、誤解が少なくなります。

信頼が築かれるとは

良好なコミュニケーションは信頼の構築に寄与します。相手が自分の言葉を真剣に受け止めてくれることを感じると、安心感が生まれ、よりオープンに自分の考えや感情を表現するようになります。

この信頼感は、個人関係だけでなく、ビジネスの場面でも同様に重要です。相手から信頼されることで、提案や意見がより受け入れられやすくなり、協働しやすい環境が生まれます。

そして、この信頼関係があることで、さらに深いコミュニケーションが可能になり、相互理解が進むという善循環が生まれるのです。

ジム・ローンの指摘する「聞くことから始める」という原則は、コミュニケーションにおける信頼関係の基盤を築く上で極めて重要なスキルと言えます。心したいものです。

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