話し方教室東京 コラム|コミュニケーション・アプローチは、性別でどう変わるか?
会話の進め方には男女の違いあり
マインドボディーグリーンは3月26日、会話の進め方は性別で傾向があるという、「ザ・ジャーナル・セックス・ロウルズ」に掲載された研究結果を取り上げている。
コミュニケーションの目的によって戦略やダイナミクスなど、傾向が変わるようだ。
交渉では男性は説得力があり、女性は協調性がある
この研究調査は、146名の若い大学生が様々な組み合わせによってペアを作り、2つのミッションを実行。1つは日常や個人的な会話をするというもの、もう1つはあるケースについて交渉し、2人で結論を出すというものだ。
交渉においては、男性は女性に比べダイレクトで説得力があることが分かった。これは、講演者などが自身の考えや要望を伝えるのに有効だ。
一方女性は間接的であり、自身の意見ではなく他のアイデアを述べたり、サポートを求めたりしている。説得力には欠けるが、協調性がある。お互いの妥協点を見いだし友好的な結果を生むため、女性の方が有利だと指摘する研究もある。
日常会話では女性は耳を傾け、男性は距離を置く
一方で日常的・個人的、つながりを求めるような会話になると、女性は熱心に話に耳を傾け共有を求めるが、男性は距離を置いている。特に男性同士になると、無関心または不適切なコメントをすることもあったという。
記事では、性別による違いは性質や能力ではなくあくまでも傾向であり、様々な人とのコミュニケーションの手がかりとして参考になるものだとしている。
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