話し方教室東京 コラム-「納期前」のクランチタイムを管理するリーダーシップとは?

リーダーには「人間性」と「ミッション」のバランスが求められる

ハーバードビジネスレビューは9月13日、ビジネスにおける重要な局面でのリーダーシップについて、研究結果をもとにチーム管理や対応についてアドバイスしている。リーダーとしてのスキルには「人間性」と「ミッション」のバランスが大切だという。

商品リリースや納期前などは、スタッフにとって長くストレスの多い作業時間が課せられる。この過酷な労働期間は「クランチタイム」と呼ばれ、リーダーの管理スキルが問われるところだ。

ハーバードビジネスレビューでは、命や国益に関わる困難なミッションを持つ米軍の上級将校にインタビューを行い、リーダーに必要とされる資質を提示し選んでもらった。

1つは対話し人間性のある「オープン型」、そして作業技術や手順、情報伝達などに長けた「ミッション型」。結果的に選ばれたのは、その2つを併せ持つ「統合型」だ。

リーダーは話し合いで信頼関係構築、スタッフのやる気を維持する目標設定を

彼らはあらかじめ明確な目標を設定し、部下が全体を把握するのを助け、話し合いながら情報共有、相手への理解を促し作業を分担してチームワークを強化する。

オープンな環境だけでは作業が進まず、ミッションだけでは協力関係や信頼関係が生まれないからだ。

ビジネスにおいては、リーダーは様々な議論を行いながら信頼関係を構築し、スタッフがやる気と集中力を維持できる目標を設定する。期間中は柔軟に対応できるよう、コミュニケーションをオープンにすることも重要だ。

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