話し方教室東京 コラム-M&Aが成功するかどうかは、コミュニケーションによる情報共有にかかっている!

企業の合併・買収成功のカギはコミュニケーション

ビジネス・ツー・コミュニティーは、ビジネスの合併・買収におけるコミュニケーションの重要性について、専門家たちの意見をまとめている。段階ごとに通達を行い、情報を共有することが大切だとしている。

テクノロジーの普及でビジネスは競争が激化しているため、企業間の合併・買収(M&A)は増加。大規模会計会社・デロイトの調査レポートによると、79%のエグゼクティブは今後も増加すると予想している。

一方で、別の調査ではM&Aの90%は失敗するという。その原因は、コミュニケーションの不足、またはミスコミュニケーションにあるとしている。

リーダーはコミュニケーションを通じて管理職・従業員との情報共有を

M&Aの交渉中、エグゼクティブリーダーはビジネス戦略と財務について知りたいと思うが、中間管理職や従業員は、役割や報酬のほかに企業のビジネス構造がどのように変わるのかを知りたいと思っている。

M&Aにおける両組織の共通した懸念材料は、2つの企業文化の衝突だ。そこでM&Aイニシアチブを明らかにし、ミスコミュニケーションを防止する。部署ごとに必要な情報を共有し、透明性を確保することが大切だ。

またM&Aは長期化するものであり、段階ごとにマイルストーンを設け、情報を提供する必要がある。その際はコミュニケーション計画を両組織で行い、責任者を設ける。不安を感じている各組織の従業員に信頼性を与え、賛同を得やすくなるという。

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