話し方教室(東京) コラム「真の理解は、言葉を超えたところにある。」

【今日の金言/2024-06-02】

「真の理解は、言葉を超えたところにある。」
ラマナ・マハルシ

この言葉は、コミュニケーションの深さを表現しています。

非言語コミュニケーションの重要性

実際のところ、言語を用いずに行われるコミュニケーションが少なくありません。つまり非言語コミュニケーションです。

これには、ボディーランゲージ、表情、目の動き、姿勢などが含まれます。これらの非言語的要素は、話し手の感情や意図を伝え、相手に深い理解を促すことがあります。

例えば、相手が微笑むことで安心感を与えたり、肩の力の入れ方一つで自信の有無を示すことがあります。これらの無言のメッセージは、しばしば言葉よりも強い影響を持ち、人々が真実の感情や思いを察知する手がかりとなります。

コミュニケーションにおける直感の力

コミュニケーションにおいては、言葉に頼らずとも相手の意図や感情を直感的に理解することがしばしばあります。この直感は、深い人間関係の構築に不可欠であり、相手との間に信頼と理解を築き上げる基盤となることが多いものです。

たとえば、友人や家族との間では、一言も交わさずともお互いの気持ちを理解し合える瞬間があります。これは長い付き合いから、言葉を超えた理解に到達しているからです。

コミュニケーションのおける沈黙の力

沈黙はコミュニケーションの中で非常に有効なツールといえます。

沈黙は、話すことのない空間を提供し、その間に起こる感情や考えの処理を助けます。また、沈黙は強い感情や緊張を和らげることができ、相手が自分の考えを整理し、本当の意味で理解するための時間を与えることがあります。

特に複雑または感情的に重い話題を扱う時、沈黙は相手に深く考える機会を与え、結果としてより深い理解を促すことができます。

マハルシの言葉は、真の理解が単なる言葉のやり取りを超えたところに存在することを示唆しています。それは、見えなくても確かに存在するコミュニケーションの形態であり、人間同士が本質的なつながりを感じ取るプロセスでもあります。

この理解をもつことが、より充実した人間関係へと導くことを私たちは忘れてはなりません。

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