話し方教室東京 コラム-オンライン会議で効率的に「理解」しあう話し方・聞き方のスキルとは?
オンライン会議でのコミュニケーションを聴覚障害を持つ人のスキルに学ぶ
ハーバード・ビジネス・レビューでは、オンライン会議のコミュニケーションについて、聴覚障害を持つ人のスキルを活用する方法が有効であるとアドバイスしている。
オンライン会議は、時間を効率化するが、私たちのエネルギーを浪費する。つまり、コミュニケーションに多くの時間を使えるにもかかわらず、理解する時間が少なくなっているという。
聴覚に問題を抱える人とのコミュニケーション技術を開発している専門家は、会議がオンライン・オフラインであるに関わらず、誰とでも効率よく通信できる方法についてアドバイスしている。
オンライン会議では「視覚」に訴えることが理解しあうコツ
まずは、オンライン会議中に参加者または聞き手の目を追う。相手がメモを取るために目を落とした場合、話し手は一時停止して書く時間を与える。
相手がどこに注意を払っているかを理解することで、会議を進めやすくなる。
オンライン会議では、みなが一斉にしゃべろうとするとオーディオが途切れる。混乱を最小限にするために次の話に進む前にペースを落とし、手を上げてもらうなどして理解したかを確認する。
そのときに指を1本上げると「同意」、2本上げると「意見」など、サインを決めておくと進めやすい。
画面は頭から腹部まで見せるようにし、ジェスチャーで伝えやすくする。さらに、注意が散漫にならないシンプルな服装など、視覚的な注意も必要だ。
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