会話・雑談力の話し方教室(東京)|親子の会話は「赤ちゃん言葉」ではなく、正しい言葉で!
親の言語が子供のコミュニケーション発達に関係する
ワシントン大学は、赤ちゃんに対する親の会話が、子供の言語スキルを発達させるというの研究結果を発表。親と子のコミュニケーションの関連性はこれまでも推測されていたが、正しい発音や声のトーンが影響することを証明している。
新しい研究は、48組の親子からランダムに親を選び出し、幼児が6か月、10か月、14か月に成長するたびに親にコミュニケーションのコーチングを行い、会話を記録。その後18か月の赤ちゃんがどのように変化したかを調べている。
親には昔から使われている「赤ちゃん言葉」ではなく、ガイダンスに沿って実際の単語、発音、声のトーン、表現方法など、文法に則して赤ちゃんと会話する練習が行われ、フィードバックも提供している。
正しい発音、高めの声のトーン、ゆっくりとした話し方が赤ちゃんには大切
結果として、コーチングを受けた親の子供は、話し手と聞き手が交互に話すターンテーキングが発達し、子供の言葉の発声にも違いが出た。さらに語彙にも大きな差が生じ、ほかの子供が60の言葉を覚えたのに対し、コーチングを受けた親の子供は100語と推定されている。
正しい発音と高めのトーン、ゆっくりとしたスピーチスタイルで赤ちゃんに話すことで、理解能力が高まることを実証した。
この研究では、親の言語が赤ちゃんの最初の社会的コンタクトであり、それが言葉、文章になり、人としてのコミュニケーション発達をサポートすると報告している。
■ 記事関連・話し方講座/親の会話,雑談力専門・話し方教室
■ 話し方コラム提供/©話し方教室の名門・日本コミュニケーション学院(東京)/話し方コラム・スタッフ委員会