話し方教室(東京) コラム「パブリックスピーキングの力は、単に情報を伝えることだけではなく、聴衆の心に火をつけることにある。」

【今日の金言/2024-06-06】

「パブリックスピーキングの力は、単に情報を伝えることだけではなく、聴衆の心に火をつけることにある。」
ジョン・マクスウェル

この格言は、優れたスピーチの本質とその影響力について深い洞察を与えています。

パブリックスピーキングの目的は情報伝達と説得

パブリックスピーキングにおいて、情報を伝えることは基本ですが、それだけでは不十分です。

スピーカーは、事実やデータを伝えるだけでなく、それをどのように聴衆に受け入れさせ、理解させるかが重要です。ここでの「心に火をつける」という表現は、聴衆が情報をただ聞くだけではなく、感じ、考え、そして動かされるように促すこと、つまり説得を意味しています。

情報の背後にある感情やストーリーをスピーチに組み込むことで、聴衆との深い共感や共鳴を生み出すことができます。

聴衆の感情に訴えかけ、心を動かす

感情は人間の意思決定プロセスにおいて中心的な役割を果たします。

ジョン・マクスウェルの言う「心に火をつける」とは、スピーチを通じて聴衆の情緒に訴えかけることを強調しています。情熱的で説得力のあるスピーチは、聴衆の感情に直接訴えかけ、記憶に残りやすくします。

したがって、スピーカーは自身の感情を表現することによって、聴衆の感情を引き出し、メッセージの影響力を高めることが可能になります。

情報を伝え、感情に訴えて、人を動かす

パブリックスピーキングの真の力とは、最終的には、聴衆に行動を起こさせることにあります。

情報を伝え、感情に訴えかけることで、聴衆を動かすことができます。スピーチが聴衆に深い印象を与えることで、彼らの考えや態度に変化をもたらし、具体的な行動へと導くことができるのです。

これは、教育、政治、ビジネスの場において特に重要であり、スピーカーが持つ影響力を示すものです。

ジョン・マクスウェルの格言は、パブリックスピーキングが単なる情報伝達の手段ではなく、聴衆の心と行動に深い影響を与える力を持っていることを説いています。

私たちが、この力を理解し、適切に使うことができれば、聴衆に大きな影響を与えることができるに違いありません。

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