話し方教室 東京コラム「真のコミュニケーションは、相互の理解に基づく。」
【今日の金言/2025-03-15】
「真のコミュニケーションは、相互の理解に基づく。」
エリック・フロム
この言葉は、コミュニケーションの本質を深く掘り下げています。
真のコミュニケーションとは
コミュニケーションは単に情報を交換する行為以上のものです。それは人々がお互いに影響を与え、感情や考えを共有するプロセスです。
エリック・フロムは、コミュニケーションの真髄は「相互の理解」にあるとしています。これは、相手の言葉だけでなく、その背後にある意図や感情を理解し、それに基づいて適切に反応する能力を含んでいます。
この深い理解がなければ、コミュニケーションは表層的なもので終わってしまい、真の意味でのつながりや効果を生み出すことは難しいでしょう。
相互理解の重要性
相互理解は、互いの価値観や信念、感情を認識し、尊重することから始まります。これにより、相手との関係を強化し、信頼を築くことができます。
また、相互理解はコンフリクトの解決にも不可欠です。誤解や衝突が生じたとき、相手の立場や感じていることを理解することが、問題を平和的に解決する鍵となります。
したがって、相互理解を促進することは、個人間だけでなく、チームや組織全体の効果的な機能にも影響を及ぼします。
真の理解にはアクティブリスニングが鍵
真の理解を促進するためには、アクティブリスニングが重要になります。これは、話を聞くだけでなく、相手の言っていることを確認し、感情に共感し、適切なフィードバックを行う技術です。
アクティブリスニングを実践することで、相手の言葉の背後にある意味をより深く捉え、誤解を避けることができます。また、オープン・クエスチョンを使うことで、話をさらに深め、相手の考えや感情を引き出すことが可能になります。
このように、相手を深く理解する努力をすることで、真のコミュニケーションを実現することが可能になるのです。
相互理解は、より有意義で効果的なコミュニケーションを実現するための基石です。それは、私たちの日常生活や職業生活において欠かせないものであることは言うまでもないでしょう。「真のコミュニケーションは、相互の理解に基づく。」このフロムの格言を嚙みしめたいものです。
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