会話・雑談力の話し方教室(東京)-見知らぬ人との会話、話題はどこまで踏み込めるか?

見知らぬ人同士のコミュニケーションに関する研究報告

アドバイザリー ボードでは、見知らぬ人同士のコミュニケーションに関する研究結果について取り上げている。報告によると、少し立ち入った会話も不快ではないことを明らかにしている。

研究は、シカゴ大学ブースビジネススクール、ケロッグ経営大学院など複数の共同研究で、心理学教授や行動学教授、マーケティングと心理学の教授などが行ったものだ。

見知らぬ人同士でも、深いテーマについての会話を好む人は多い

実験は会議室に企業幹部を50人集め、それぞれパートナーを見つけ提示された話題について話し合ってもらった。

内容は、人生で感謝していること、知りたい未来、人前で泣いた経験などで、感情を刺激するテーマであるため話し込む人が多く、予定の時間を大幅に過ぎてしまった。参加後の匿名アンケートでは、多くがつながりや幸福を感じたとコメントしている。

また別の実験では、見知らぬ2人に「どこから来たの?」など当たり障りのないテーマ、一方で「人生で一番後悔したことは?」など深いテーマで話してもらったところ、深いテーマについて話す方を好んだ人が多かったという。これは性別や性格によらないことも明らかにしている。

見知らぬ人との会話の話題は、相手を見ながら考える

見知らぬ人同士は、相手が厄介と感じるのではないか、迷惑をかけるのではないかという先入観があるため簡単な浅めの会話で終わってしまうことが多いが、実は踏み込んだ話も歓迎されるときがある。

一方で研究者たちは、その場限りの実験であり、相手が必ずしも友だちになりたいと思っているわけではないことを理解するように忠告もしている。

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