話し方教室(東京) コラム「会話はダンスのようなもの。リードとフォローが必要で、調和が取れていなければならない。」

【今日の金言/2024-06-23】

「会話はダンスのようなもの。リードとフォローが必要で、調和が取れていなければならない。」
ジュディス・マーティン

この格言は、コミュニケーションの深い洞察を提供しています。

会話におけるリードとフォロー

会話においてリードとフォローは、相互作用の基本的な動きといえます。

会話のリードとは、トピックを提案したり、話の方向性を示すことといえるでしょう。一方、フォローとは、相手の話を受け入れ、それに応じることで、会話を前進させることと言ってよいでしょう。

例えば、ある人がある話題について共有したら、リードの役割を担っています。相手がこれに興味を示し、質問や意見を加えることで、フォローの役割を果たします。この相互作用が会話を活発で有意義なものにするのです。

会話における調和

調和は会話をスムーズにし、参加者間の心地よい関係を築きます。

調和の取れた会話では、参加者が互いに尊重し合い、話を聞く姿勢を持つことが重要です。調和を促進するためには、自己主張、ならびに傾聴・共感のバランスが求められます。

自己主張が強すぎると、相手が圧倒されてしまい、会話が一方通行になる可能性があります。一方で、常に聞いているだけでは、自分の考えが会話に反映されなくなります。

そのため、適切に自己表現しつつ、相手の意見に耳を傾けることが、調和のある会話を実現する鍵となります。

良い会話の心得

会話がダンスのように流れるためには、いくつかの心得があります。

まず、相手の話を積極的に聞くことが大切です。これには、ただ黙って聞いているだけでなく、相手の言葉を理解し、感情に寄り添うことが含まれます。また、適切なタイミングで質問を投げかけたり、話題を拡張したりすることも、会話を豊かにします。

そして、非言語的コミュニケーションの力を忘れてはなりません。表情や身振りが会話のニュアンスを左右し、より深いつながりを築くこともできるのですから。

さて、会話にはダンスのように相互作用と調和が必要と言えます。リードとフォローのバランスを取りながら、相手と調和を保つことが、有意義な会話を生む鍵となることをマーティンは説いているのです。

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