話し方教室東京 コラム-スピーチやプレゼンテーションで、台本を書いて覚えてはいけない!

スピーチの原稿を書いて覚えることは、スピーチを読む行為

ハーバード・ビジネス・レビューでは、スピーチやプレゼンテーションで台本を書いて覚えるという方法をしてはいけないという専門家のアドバイスを、掲載している。読むことは成功につながらないという。

人前で話をするとき、あらすじを書いて覚えようとすると、それはスピーチを読む行為であり、オーディエンスを説得することはできない。また時間もかかり効率的とはいえない。

スピーチは本来、聴衆に伝えたい、刺激を与えたいとアプローチする行為であり、書いて覚えるのは、話す内容やアイデア、言い方など自身のパフォーマンスを成功させようとする行為となり、目的が変わってしまう。

スピーチを成功させるコツとは

ジョンズ ホプキンス キャリービジネススクールのコーエン教授は、スピーチを成功させる秘訣は、聴衆を中心として話し手が気にかけ、誠実な姿勢を示すことだという。話し手と聴衆の関係を構築し、感情的な伝達ができることが大切だ。

そのための準備や練習についてアドバイスをしている。まず台本を書くのではなくアウトラインを構成し、概要や目的を明確にする。

買い物リストと同じくらい簡潔なメモにすれば、話す内容を見失ったとき、回復しやすいものだ。

そしてスピーチの練習は、実際に声に出してリハーサルすることだとしている。

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