会話・雑談力の話し方教室(東京)-会話の時、人の脳はどのように発話(音声言語)を司っているのか?
左右の脳が分業して発話(音声言語)を可能にさせると判明
ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ大学フランクフルト・アム・マインの研究チームは、「ネイチャーコミュニケーションズ」にて、発話の過程において、右脳は発話内容など時間の要するプロセスを分析し、左脳が発話を司ると発表した。
発話には、右脳と左脳が関与するといわれる。今回、左右で異なる規則ではあるものの、左右の脳が分業して発話を可能にさせることが判明した。右脳と左脳が、音の形成、声の変調、発話内容のモニタリングといった複雑なタスクの一部を引き継ぎ、言葉が発せられるという。
会話における左脳と右脳の分業での役割とは?
これまで、左脳によって言葉を発することができ、右脳にて分析されると考えられてきた。私達が英語を話す時、例えば発音の練習する場合、左脳は舌など咬合の運動機能を制御し、右脳が発せられた音が正しい音、練習している発音と一致するのかを分析する。つまり、左脳にて動的な変化、右脳で音自体をコントロールする。
今回、研究チームは、初めて、発話のテンポラル・スペクトルコントロールにおける脳の分業を提示した。
被験者が会話中、fMRI(機能核磁気共鳴断層装置)を用いて脳の活動を記録したところ、脳の分業において、左脳は、音の変換などの迅速なプロセスの解析に長け、一方、右脳は、音のスペクトルの分析など時間を要するプロセスの制御をより得意とすることが認められた。
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