話し方教室東京 コラム|声が小さい人は、損をする!
他人から信頼を得るためには
エウレカラートに、他人を信頼するかどうかは相手の話し方による部分が大きいと記されている(2018/09/18)。これは、第二言語として英語を話すが、カナダ系やオーストラリア系など若干アクセントが異なる人々を集めた研究結果で明らかになった。
現在のように文化的に多様な社会では、自分たちといろんな意味で異なる人々に囲まれている。誰を信頼するかについては、視覚的な手がかりと発声の両方から判断していることは分かっていたが、今回は「声」のみに焦点を当てた結果である。
堂々と自信を持って話しかける
人間は自分とは違う地方や国のアクセントで話しかけられると、脳内で自分のグループ内なのかグループ外なのかを考えるのだと言う。その時に、おどおどと自信なさげに話しかけられると、その人を信頼する可能性はどんどん低くなる。
しかし自分とは違うアクセントの人間に堂々と自信を持って話しかけられると、その人を信じてしまうと言うことである。
自信に満ちた大きな声で信頼を勝ち取る
この研究結果は、教育やビジネスなどあらゆる面で活用できるだろう。言語にアクセントがある人はもちろんではあるが、ない人もうまく利用できる。人から信頼を勝ち取るためには、自信に満ちた大きな声での話し方が大事ということである。その際、息継ぎや間のとり方も適度である必要がある。
人間は自信がないと口ごもったり小声になったりしがちだが、確かにそんな人に頼りがいは感じない。もし自信があるのに対話が苦手で躊躇した話し方しかできない人は、それだけで損をしているのである。この結果を元に、ボイストレーニングをしてみたらいかがだろうか。
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