話し方教室 コラム「言葉は道徳的な力を持ち、善悪を伝えることで社会に影響を与える。」
【今日の金言/2024-01-20】
「言葉は道徳的な力を持ち、善悪を伝えることで社会に影響を与える。」
デイビッド・ヒューム
この格言は、コミュニケーションと言語の重要性に焦点を当てているといえます。
言葉でのコミュニケーションが個人や社会の価値や倫理に影響を与える
まず、言葉はコミュニケーションツールに過ぎません。しかし、社会において善悪や真偽を伝える手段として機能しますので、その点で道徳的な力を有しているといえます。
私達は言葉を通じて善悪や真偽を伝えることで、個々人の行動や価値観に影響を与えることができます。またそれが集団の行動に対しての指針ともなり、社会全体の価値観や倫理に影響を与えることもできるのです。
言葉の選択の重要性を理解し責任をもって用いる
言葉には使い手が感情や情熱を宿すことができ、その影響が社会に波及することがあります。
人々が感情豊かな言葉を用いて善意を表現すれば、それが共感を呼び起こし、社会的な変革を促進する要因にもなります。
逆に、悪意のある言葉や偏見に満ちた表現は、分裂を生み出し、社会的な対立を引き起こす可能性があります。
したがって、言葉の選択は社会全体に影響を及ぼすため、その重要性を理解し、責任を持って用いる必要があるといえます。
リーダーは言葉の力を理解し善用しなければならない
リーダーがスピーチやプレゼンテーションにおいて使う良き思いの宿った言葉は、聴衆に対して信頼感や共感を生み出すだけでなく、社会的な価値観や目標を共有し、共感を醸成する手段となります。
リーダーの言葉が明快で感動的であれば、人々は共通の理念や目標に向かって一体感を持つことができるのです。ですから、リーダーの言葉の善用は重要です。
(まとめ)
この格言は、個々の言葉の力が単なるコミュニケーションツール以上のものであることを強調しています。
それは社会における変革や発展に寄与する可能性を秘めており、言葉の使い手が善悪を理解し、適切に伝えることが重要であることを説いているのです。
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