話し方教室東京 コラム-デジタル・ネイティブが職場やリーダーに望んでいることは?
ジェネレーションZとは
1990年代後半以降に生まれた現在13~21歳ほどのジェネレーションZ(Z世代)は、常にソーシャルメディアやタブレット、スマートフォン、といった新しいテクノロジーに囲まれていた。特筆すべきは、生まれた時からインターネットがあったデジタル・ネイティヴだと言うことである。
何か問題が生じた時、リアルな対話ではなくオンラインで解決しようとする傾向が強く、まさにデジタルコミュニケーションの中で育ってきたという印象を受ける。
そんなジェネレーションZ 4,093人を対象に、シンキング社がビジネスで最も重要視していることに関して調査をしたところ、意外な結果が出たとatdに記されている。
いつの時代も、どの世代も、ビジネスの基本はコミュニケーション!
調査では、以下の項目から重要だと思う物を選んでもらった。
「報酬」「サポートを与えてくれるリーダーシップ」「役割と責任」「快適な場所や作業スペース」「フレキシブルなスケジュール」「トレーニングや開発支援」「コミュニケーション」「制限や拘束のないクリエイティブ活動」である。
すると予想外に「サポートを与えてくれるリーダーシップ」と「コミュニケーション」が圧倒的な支持を得たのだった。
さらに対人、対話に関連する質問を掘り下げていくと、同僚から敬意を受けることやビジネスに貢献することに興味があったり、他人からのアシストに対して謝意を表したりすることを望んでいたのである。
リーダーは支援する、信じる、任せること
ジェネレーションZは、若いというだけで能力を発揮する前に切り捨てるようなリーダーではなく、敬意を持って貢献を認めてくれるリーダーやスタッフには協力したいと思っているのである。
つまりリーダーは、サポートを与えて引っ張っていくのはもちろんだが、成功の結果が出るまで励ますなどのオープンなコミュニケーションを取りながら、信じて任せる強さも身につけないといけないのだろう。
ジェネレーションZは、ビジネスを成功させるためには、リーダーやチームスタッフと良いコミュニケーションを取る必要があるということを十分に理解しているのであるから、リーダーの方がそれをくみ取ったサポートを与えていくべきなのである。
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