話し方教室東京 コラム-オフィス設計は、スタッフのコミュニケーションとコラボレーションを重視せよ!

変化する働き方、変化する職場空間

ノージッターでは、現代のオフィス空間の変化について述べている。物理的な空間だけでなく、スタッフ間のコミュニケーションやコラボレーションも含めて設計するべきと指摘している。

現代の私たちは、テクノロジーの進化により労働環境が変化している。私たち人間が働く物理的な空間についてはどうだろうか。

不動産ブローカーのCBREの調査によると、45%が「アクティビティー・ワークスペース」中心の職場になると答え、52%が決められたデスクを持たなくなると予測している。

フレキシブルなオフィスでは、スタッフ間のコミュニケーションが重要になる

別の研究では、仕切りのない広い職場が対人でのコラボレーションを妨げると報告している。

そこで採用され始めたのが「空間の共有」だ。必要なときだけ、境界線のある作業空間を確保するやり方だ。

オランダの金融大手「ラボバンク」では、1フロアを3つに分割して集中できる作業スペースを作っている。横方向につながっており、作業領域を必要に応じて縮小したり拡大したりすることができる。これは不動産の占有を減らし、結果的にコスト削減につながる。

ただしこうしたフレキシブルなオフィスでは、部門・部署の「時間の原則」を設け、スタッフ間のコミュニケーション、およびコラボレーションが大切になる。設計する側は、早い段階でこれらのアプローチが必要だとしている。

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