話し方教室東京 教養講座|議論での論点のすり替えに対応する!

議論がずれる

議論を行っていると、議論の論点がずれて、論点のすり替えが起きることがよくあります。論点のすり替えは、時として筋が通っているように聞こえることもあり、対応しづらいと考えている人もいることでしょう。

論点のすり替えが起きたら、どう対応すれば良いのでしょうか。

論点のすり替えとは

論点のすり替えとは、一つのテーマについて議論している時に、そのテーマとは違うテーマが持ち出されることです。議論のすり替えは、いろいろな場面で見られます。

例えば、Aさんが「どうしてルールを守らないんだ?」と、Bさんに言ったとします。その時Bさんは、「Cさんもルールを守っていませんよ!」と言ったりしますよね。

Bさんとしては、自分だけルールを守るのはおかしいという気持ちから、ルールを守らないことを正当化しようとするわけです。場合によってはBさんは、「ルールそのものがおかしいのではないですか?」と、さらに論点をすり替えてくるかもしれません。このように、論点のすり替えは、いくらでも起きているのです。

論点のすり替えには、毅然として対応

それでは、論点のすり替えには、どのようにして対応すれば良いのでしょうか?そのポイントは、最初の論点を曲げずに、毅然と対応することです。

例えば、先ほどの事例の場合、Aさんは「いまは、君(Bさん)がルールを破ったことを問題にしている。それ以外の論点は持ち出さないように。へりくつをこねて逃げることは許さんよ」と言えばよいのです。

それでもBさんが納得しなければ、「このあとCさんにも注意をする。同じように、ルールをきちんと守ってもらう」と話をすればよいのです。議論では、論点がずれたら、すかさず元に戻しましょう。

また、議論の話し方を上達させたい人は、本学の話し方教室講座で議論の仕方を学ぶのがよいでしょう。

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