話し方教室「次世代リーダー教育について」

経営リーダー、経営幹部教育の現状

将来の役員や事業部長と見込まれる社員に、「選抜型育成」を実施している企業は42.9%。実施予定まで含めると約7割。(産能大調査)

選抜されると、日本の場合は半年から一年程度、企業経営を担うための様々な教育が実施されます。教育内容は、現状では、どちらかというとマネジメントの専門知識と、分析的思考の強化に重点が置かれています。つまりIQ重視です。

リーダーとして成功するためには、何が必要か

しかしリーダーとして成功するには、心の安定、自制心、周囲の人との関係構築、共感性などのいわゆるEQ(心の知能)が鍵だと、最近の研究でわかってきました。

日本の次世代リーダー教育にも、今後はEQを意識したプログラムが多く取り入れられていくことになるでしょう。

成功するリーダーになるには、EQとIQが必要なことが分かった以上、リーダーを目指す方は、早くから意識的に、この「二つのQ」を磨いていくことが肝要です。

EQ(心の知能・感情の能力)も、改善できる

特にEQについては、「性格傾向であって、性格は変えようがない」と思いがちです。でも、それは間違いです。性格は、変わらないのではありません。変えるのが少し難しいだけです。

真剣に努力して変えようという意志がある人なら、自己訓練で変えられるものなのです。

次世代リーダーを目指す皆さん、経営職は激務です。くれぐれも健康管理を怠りなく、「二つのQ」を磨いていって下さい。ご成功をお祈りしています。

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