話し方教室(東京)「非言語コミュニケーション『握手』の仕方」

握手ベタな日本人

私はよく、いろんな場面で握手をする。相手は、久しぶりに会った友人だったり、ビジネスの会合で出会った人だったり、本学の受講生の方であったりする。

よく思うのは、握手がうまくできない人が多いということ。

握手は欧米流のマナーであり、日本では握手の代わりに、お辞儀をするのが一般的だからだろう。

握手下手で一番多いのが、握手の時に手に力を入れてないこと。二番目に多いのは、しっかりと相手の目をみないこと。三番目は、握手しながらお辞儀しようとすることである。

上手な握手のポイント

若い方と握手をしてうまくできない時は、お節介ながら、その場で握手の仕方を教えてさしあげることがある。

ポイント①相手の目をちゃんと見る。
ポイント②しっかり力を込めて相手の手を握る。
ポイント③2~3回上下にシェイクする。

ついでに、ポイントごとの注意点もあげておこう。

ポイント①の注意点:笑顔をたたえて、相手の目を見ること。
ポイント②の注意点:相手の手をギュッと握るが、馬鹿力はいらない。
ポイント③の注意点:握手したままお辞儀はしないこと。

ちなみに、上下にシェイクする回数はアメリカでは1回、ドイツでは2~3回だそうだ。日本では私の経験から2~3回が主流だ。

もっとも、国によっては上記ポインも若干異なってくる。また女性相手でも少し違う。

たかが握手、されど握手

たかが握手ではあるが、その仕方次第で、その人の誠意や熱意があるかないかが相手に伝わり、第一印象をも形成されてしまうことがあるので、注意しなければならない。

握手をあまりしてきていない人は、これからチャレンジしてみればいい。すぐにうまくなる。良いビジネス・コミュニケーションのスタートに、きっとなることだろう。

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