会話・雑談の話し方教室(東京)「会話・雑談は、ロクヨンのお湯割りで!」
商談だけでは、ビジネスにならない
ビジネスにおいて「雑談」は、潤滑油の役割を果たす。お客さんを訪問するやいなや、即、商談に入る人はいない。また、商談が終われば、即、席を立つ人もいないのだ。
ビジネス会話は、雑談-商談-雑談で成り立っている。だから、雑談が苦手の営業マンは、営業が苦痛で仕方がない。
私は、仕事柄、営業パーソンから雑談について尋ねられることも多い。最近あったのは、「営業の場面の雑談では、自分のことは、どの程度話していいのでしょうか」という質問だ。
友人関係での雑談
まず、友人関係で説明しよう。
酒井メソッドでは、「雑談は、ロクヨンのお湯割りで」と、お教えしている。焼酎好きならお分かりと思うが、ロクヨンとは、焼酎のお湯割りの、お湯と焼酎の比率のこと。それが6対4。
要は、相手が6で、自分が4しゃべるのがいいということ。
友達関係なら5対5でもよさそうなのもだが、酒井メソッドは6対4。その理由は、人は概して、自分のことを話し過ぎるからだ。
自分のことを話すと、カタルシス傾向といって、気持ちがよくなる。だから、一般的に自分のことを話し過ぎるきらいがある。
話し過ぎる人は、嫌われるのに。だから、注意しなさいという意味で、ロクヨンなのだ。
ビジネスでの雑談
では、ビジネスでは、どうだろうか。この場面では、もっともっと話し過ぎに注意しなければならない。雑談の目的は、好感を持ってもらい、信頼関係を築くことにあるのだから。
話し過ぎは嫌われるので、嫌われてしまっては、好感も、信頼も得られない。元も子もなくなる。だから、ビジネスなら、ハチ二ーで丁度いいとお教えしている。つまり、相手が8で、自分が2しゃべる。
相手が自分のことを話せば、相手は気持ちよくなる。そうすれば、こちらに好感を持ってくれる確率も高まる。
また、相手が話してくれるから、相手のニーズやウォンツの情報をつかみやすくなる。(相手に話させる技術は必要にはなるが。)
会うことが楽しみ!そんな雑談力を
相手に「なんか、今日は、楽しかったなー。また、会ってみたいな~」と思ってもらえたら、雑談は大成功といえる。
もっとも、すぐに、その境地に達することは不可能だ。チャレンジと訓練が必要になるのは、何事も同じといえる。
だから、定評のある会話雑談コミュニケーション専門特化コースを受講するなどして、あきらめずにガンバロー!
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