話し方教室(東京)「朝礼スピーチの話材/働かないアリは、長生きする」
働きアリより、働かないアリの方が生存率が高い
琉球大学農学部の辻和希教授と、日本学術振興会の土畑重人特別研究員の研究チームの研究成果。
「働きアリよりも、働きアリの労働にただ乗りする、働かないアリの生存率の方が高い」ことを突き止めた、そうだ。
研究チームはアミメアリを使い実験した。すると、労働せずに産卵ばかり行うアリが交じっていることを発見。それらは働きアリとは遺伝的に異なる系統に属することを確認。
働かないアリは、働きアリによる助け合いの利益にただ乗りしているのだ。働きアリは働かないアリの分まで巣の外に出て労働するため「過労死」し、生存率が下がるのだという。
組織やチームは、小さい単位で構成した方がよい
私は、人間の世界と似ていて、なんとも興味深いと思った。私は大学を卒業して何年間かは、他人様の会社で働いた経験がある。企業規模は、大規模・中規模・小規模すべてを経験した。
そして言えることは、確かに、あまり仕事をしないで同僚と同じ給料を得ている不届き者が、大・中規模会社にはいた。組織、チームの社員数が多いので、一人くらいサボってもさほど目立つことはないのだ。
でも、小規模になると、さすがにサボる社員はいない。誰が仕事をして、誰がしていないか、すぐにわかるし、サボればその会社にいられなくなる。
そんな経験から、私は自分が会社を作ったら、会社自体は大きくなっても、組織やチームは小さい単位で構成しようと思っていた。より多く仕事をして、より成果を出した人に報いる会社にしたかったからだ。
働かないアリ、働かない人の必要性とは
でも、「働かないアリの方が生存率が高い」という事実には、まったくもって困ったものだ。気持ちとしては、頑張ったアリ、頑張った人に長生きしてほしいから・・。
しかし「自然界には、不必要なものはない」。その前提で考えると、働かないアリも必要なのだ、ということになる。そして、人間社会においても、働かない人が必要ということに。
そんなことを私は認めたくはないのだが、ひょっとすると、何か深い意味や理由があるのかもしれない。
ならば、しばらくは、その理由を考えてみるとしますか。秋の夜長に・・・
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