会話・雑談力の話し方教室(東京)「雑談が苦手な人は、まず、聞く力を身につける!」
会話を盛り上げるためには、“聞き方”が重要
「話をあまり楽しめない」という人は、沈黙が怖いために無理に話を続かせようとしていないでしょうか?しかし、この話し方が大きなコミュニケーションの落とし穴になることがあります。
今回は雑談に焦点をあてますが、雑談の目的とは相手との共通の時間をリラックスして楽しむことにあります。
立て続けに会話を続けようとしては、自分も相手も緊張を感じてしまい、結果として満足感の低い雑談になってしまいます。
そこで、相手から話を振ってきた場合の聞き方を少し工夫しましょう。それだけでも、会話が今までの何倍も楽しくなっていきます。
日常的な雑談において、基本的に相手が話を始めるということは、自分の話を聞いて欲しいと思って話していることが多いもの。
ということは、むやみに話を続けようとして自分の言葉を続けるよりも、相手の話を聞く側に回った方が、相手も会話を楽しめるものなのです。
「聞き上手」になるためのテクニック
それでは、その聞き方のコツを紹介していきましょう。
1.バックトラッキングで話す
バックトラッキングとは、相手の言ったことやそのキーワードをオウム返しすることです。たとえば、このような感じです。
A「そういえば、来月娘が結婚するんだよ。」
B「へぇ、結婚されるんですね。」
このような場合、相手は娘の結婚話を続けたいと思っている可能性が高いもの。これだけで、相手は言葉をつづけてくれるものです。
2.ぺーシングで話す
これはコミュニケーションにおける良くない例の一つですが、あがり症の人などは特に相手のテンションよりもずっと高いテンションで会話をしてしまうことがあります。
ぺーシングとは、相手の話す「スピード(テンポ)・テンション・音程・口調」に合わせるということです。相手にあわせて話をすることで、結果的に好感をもたれやすくなる心理作用があります。
3.相づちを打って話す
相手の話にあわせて相づちをうつということは、相手に話をさせる余裕を与えることでもあります。もし自分が話をしていて、相手が微動だにせず、無表情で話を聞いていたら、とても話しづらくなりますよね。
相づちも、「うん」「へー」「なるほど」「そっかー」などを使いわけることで、ワンパターンにならないように気をつけましょう。
相づちは少し大げさなくらいでも、イヤな気はしません。深く首を振るなどしてみてください。
4.ミラーリングで話す
ミラーリングとは、相手のしぐさを鏡に映るように、マネして行うということです。
例えば、相手が髪の毛を触ったら自分もさりげなく触ってみるようにする。わざとらしくならないように、”さりげなく”という点がポイントです。
さりげなく相手に同調して動作をすることで、相手から結果的に好感をもってもらえるのです。「類は友を呼ぶ」、そんな安心感が持てるからでしょう。
とくに、本学のようなプロフェッショナルな話し方教室に通うチャンスがない方は、会話を自ら頑張って「続けようとする」のではなく、相手に「気持ちよく話してもらう」意識をもつようしてみてください。
それだけでも、日々のコミュニケーションは改善されていくと思います。
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