スピーチの話し方教室(東京)「伝えたいことをキチンと伝える話し方の技術!」
伝えたいことは、本当に伝わっているか?
ビジネスにおけるコミュニケーションとは、社内の報連相だけにとどまりません。
自分の会社の技術を他社に理解してもらう、商品やサービスの質の高さを知ってもらい購入していただく、そんな場面も少なくないでしょう。
今回は、あがり症でうまく言葉が見つからないという方や、他の話し方教室に通ったけど、いまいち、自分の考えをうまく表現できない方々に、本学の「明確に伝えるテクニック」をご提供しましょう。
キチンと伝えるための3つの話し方
1.3ポイントルールで話す
皆さんは商談の際に、自分の持っているサービスや商品に関する知識をすべて相手に伝えたけれど、結局、論点はなんだったのか分からない話になってしまった、という経験はないでしょうか。
いくら話題が多くても、話が盛り上がったとしても、伝えたいことの輪郭がボヤけてしまっては意味がありません。そこで、「伝えたいことは3つに絞る」のが「3ポイントルール」です。
実はこれは、話の達人たちが、昔から活用してきたルールです。最近では、あのスティーブ・ジョブズも、スピーチの冒頭に「今日は3つのことについて話をしたいと思う」と述べてから、話を進めていました。
3というのは、相手の記憶に無理なく残すことのできる数字です。使い方は、まずはじめに、伝えたい3つのことを提示します。そして、話題が変わるときは、「次に〜」というように明示して使っていきます。
2.メリットの具体化をして話す
伝える際には、聞き手のメリットを考えながら伝えることがポイントです。相手のニーズに合わせてメリットを伝え、それを具体的に砕いて話すことで、聞き手は自分自身のこととして考えやすくなるのです。
例えば、「30ギガバイトという容量のスゴサ」を語るときに、「音楽で7500曲、写真で2万5000枚、映像で75時間を記録できる」といった話し方をします。
「30ギガバイト」を、聞き手の生活レベルまで落とし込んで具体的に話します。そうすることで、聞き手はメリットをイメージすることが容易になり、興味をひくことにつながるのです。
3.データの見える化をして話す
またデータを示す場合は、聞き手が「目に見える」伝え方をすることもポイントになります。つまり「見える化」ですね。
例えば、夏になるとニュースでよく紹介されるのが、「ビールの消費量」です。
「昨年の日本でのビール消費量は何万キロリットルでした。今年ははたして、どれくらいになるでしょうか」などと、データが示されます。
でも、それだけでは、実際のところどのくらいなのかピンと来ませんので、「何万キロリットルとは、東京ドーム何杯分になります!」と言っているのを聞いたことがありませんか?
このように、人にデータを提示する際には、聞き手がイメージがしやすいように見える化することで、より印象に残りやすくなります。
上記のように、相手を気遣った話し方をすることで、自分の考えをより鮮明に伝えることができます。
この話し方のテクニックをマスターすれば、少ない言葉であっても、多くを語ることができるようになることでしょう。
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