あがり症克服の話し方教室(東京)「あがり症で、気弱な人が、相手を説得するコツ!」
説得下手を克服する
世の中には、あがり症だったり、気弱だったりして、人をなかなか説得できない人がいます。強く言われると何も言い返せずに、唯々諾々と従ってしまうタイプの人達です。
あがり症や気弱な人が、相手を説得するには何に気をつければ良いのでしょうか。
説得するとは
まず説得とは、「自分の思いを人に伝えて、願いどおりに人に動いてもらうこと」としましょう。「窓を開けてください」、「一緒にランチに行かない?」なども、広い意味での説得になります。
ですので、「説得」は、普段何気なくしている行為といえます。しかし、大事な商談・会議などでは、「説得しなくては」と意識しすぎて、心身に力が入り、うまくいかないのも事実でしょう。
お願いだけで説得できるか?
ただ、お願いするだけでも人を説得できることはあります。「すいません、窓を開けていただけませんか」と。
でも説得の確率をあげるには、理由も言うべきです。「すいません、暑くなりましてので、窓を開けていただけませんか」と。理由を言った方が、人が動いてくれる確率は高まります。
ちなみに、商談でお願いするのはどうでしょう?答えは明白ですね。めったに買ってはもらえません。
商談では、商品の良さを、お客さんに合わせて、お客さんが買わなければならない理由とともに説明する必要があるのです。でなければ、商談はまとまりませんから。
説得には時間と頻度の、どちらが大事か?
1回説得してダメだと、しばらく放っておくことがよくあります。でも、これでは説得できません。ことあるごとに、連絡をとったり会ったりしたいものです。「1回の時間は短く、頻度は多く」が説得の原則です。
ちなみに、この「時間と頻度の原則」は、上司とのよき関係作りにも有効です。上司には報告、連絡、相談を、コマメに行いましょう。
そうすることで、上司に真摯さや誠実さが伝わります。また、こまめなホーレンソーをしていると、上司は仕事の進捗を把握しやすくなりますので、いざというときに部下を助けやすくなるのです。
人間の魅力で説得する
説得というと、とにかく「話さなきゃ」と思いがちですが、それ以上に、相手の言うことを良く聞くことの方が大事です。そうすることで、相手はあなたを誠実な人だと信頼してくれるようになるものです。
説得に大切なことは、話し方の上手・下手もさることながら、それ以上に、誠実さや信頼感をベースにした「人としての魅力」に行き着きます。あがり症でも、そうでない人でも、目指すところは「人間の魅力」。
ですから、あがり症や、気弱な人が人を説得するコツは、当面上述した点に気をつけることです。そしてその次には、やはり「人としての魅力」を磨いていくことにならざるをえないでしょう。
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