話し方教室(東京)「リーダーシップ理論!サーバント・リーダーシップ」
最近のリーダーシップの理論
部下に指示しても、なかなか期待した結果が出ない。やる気が持続しない。自分の話し方が悪いのでは、コミュニケーション能力に欠けているのではと、悩んでいませんか?
もしかして、あなたがイメージしているリーダーシップが時流に逆らっているのかもしれません。そこで今回は、今注目されているリーダーシップ理論をご紹介しましょう。
サーバントリーダーシップとは
リーダーシップと言うと、部下に命令する指示的なリーダーを思い浮かべる人が多いのですが、トップダウン型やカリスマ型は、どうやら今の時代にそぐわないようです。
現代の日本のような成熟した社会では、創意工夫が大切になり、リーダー一人だけの知恵にたよっていたのでは成果が出なくなっています。
サーバントリーダーシップとは、リーダーが、メンバーを尊重して導き、メンバーに明確な目的や全体像を示し、メンバーの言うことに耳を傾け、メンバーが成し遂げる「手伝いをする」という考え方です。
サーバントリーダーの役割
リーダーは、現場にいるメンバーの言うことをよく聞き、目的達成のためにそれを役立てていきます。メンバーが主体的に活躍しやすいように環境を整備していきます。
メンバーの気持ちを理解し大切にします。リーダーは、メンバーに欠けているところを皆で補い合い、メンバーの理解や同意を得ながら物事を進めていくのです。ミスをしても責めるのではなく、原因をはっきりさせ、失敗から学ぼうとする環境を作っていきます。
そしてメンバーは、自分の問題として仕事に取り組むので、熱心になりやる気も持続します。そしてメンバーにもリーダーシップが生まれてくるのです。
リーダーシップは才能か?
リーダーシップは、特別な才能や資質が必要で、あがり症や口下手の人にはできないことだと考えていませんか?研究の結果、リーダーに共通する優れた知能や性格などは存在しないことが明らかになっています。
リーダーシップを行動面から研究する「行動アプローチ」によれば、誰でも行動パターンを身に付ければ、リーダーシップを発揮できるといっています。つまり、リーダーシップは、学習と努力により身に付くものだということなのです。優れたリーダーは、すでにそのことを知っています。
今の時代にあったリーダーシップのあり方。ここはまずは、謙虚に学んで、試してみませんか?批判するのは、その後でよいでしょう。
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