話し方教室(東京)「コミュニケーション心理学・NLPを実践する!」
NLPのコミュニケーションスキル
とある国の大統領は、演説だけでなく、日常の立ち居振る舞いにまで、NLPの技法を活用しているといわれています。
今回は、大変効果的な「コミュニケーション技法」であるNLPのテクニックをご紹介しましょう。
キャリブレーションを実践
キャリブレーションとは、観察することです。
相手の呼吸、目の動き、姿勢・動作、表情、声のトーン、テンポなどを観察して、心理状態や体調などを知ろうとすることです。
相手も、自分のことを知ろうとしてくれる人には好感を持つものです。キャリブレーションは信頼関係づくりの第一歩といえます。
キャリブレーションができたら、次はラポール・テクニックの「3つのスキル」であるミラーリング、ペーシング、バックトラックを使い「信頼関係」を築いていきましょう。
ミラーリングを実践
ミラーリングとは、「人は自分に似ているものを好きになる」という心理を利用したものです。
相手が肘をついたらこ、ちらも肘をつく。水を飲んだら、こちらも水を飲む。そんな具合に相手の行動に合わせるのです。そうすると初対面の人とでも、ぐんと親しみがわいてくるものです。
相手の行動を注視して、相手と行動を合わせることで、相手と心を合わせることつながります。それで円滑なコミュニケーションが取れるようになるのです。わざとらしくなく、自然にミラーリングすることが肝心です。
ペーシングを実践
ペーシングとは、相手とペースを合わせることです。相手の呼吸、話し方、歩く速度、身振りの大きさなど合わせてみます。上手くペースが合わせられたら、信頼関係を築く助けになります。
逆にペースが合わせられないと、関係がぎくしゃくして居心地が悪くなってしまいます。
バックトラックを実践
バックトラックとは、相手の言った言葉を繰り返すことです。「爽やかな朝ですね」と言われたら「ええ、爽やかな朝ですね」と返します。感情のレベルまで合わせて言葉をバックトラックすると、より効果的です。
声の調子、速度、音量などを合わせると、わざとらしさがなくなります。相手に同調することで、相手を受容したことにつながり、相手も話しやすくなり会話がはずむのです。
以上は、効果的にラポール(信頼関係)をつくるためのコミュニケーション技法、NLPのテクニックです。どうぞお試しください。
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