話し方教室(東京)「部下に行動変容を促す効果的コミュニケーションスキル!」
直接的コミュニケーションに限界も
部下に変えてもらいたい行動がある時、コミュニケーションが大事だからと、部下に直接、考えを聞いたり、それとなく言ったりしてみても、返ってくるのは愚痴や言い訳ばかり・・。
そんな時、どうすれば良いのでしょうか?今回は、そんな時のコツをご紹介しましょう。
間接的コミュニケーション
部下の中でも信頼の厚いリーダー格の人と、変わって欲しい事を会話します。周囲にいる部下は、それを聞いて自分から行動を直していくようになるのです。
変わって欲しいからと、直接本人と話をするのではなく、別の人との会話を聞かせる事によって、空気を変えていくところがミソです。ポイントは、朝礼や会議の場に限らず、普段の会話に織り交ぜて、理想の姿がリアルに描けるように会話し続ける事です。
ミラーニューロンの働き
人の脳には、ミラーニューロンという働きがあり、知らず知らずのうちに人の真似をしていきます。
運が悪い人の横にいると自分の運が悪くなりますし、ついている人の横にいると運が向いてきます。朱に交われば赤くなる、ということです。
ミラーニューロンを意識してポジティブな話し方を
リーダーは、愚痴や批判など後ろ向きの発言は、絶対にしないようにしましょう。
また、部下の不満や愚痴を聞く場を設けてもいけません。部下のネガティブな発言の多くは、思い込みや勘違いから来るものです。言えば言うほど、思い込みや勘違いが強くなり、職場の空気が、あっという間に後ろ向きになってしまいます。
リーダーは、職場の空気をよくするために、常にポジティブな発言を繰り返していく事が大切です。組織の価値観、ルールや行動規範を守る言動を、あらゆる場面で繰り返すことです。
部下は、直接的に、間接的に、何度も聞いているうちに、無意識にリーダーの発言に沿った行動するようになり、行動が変容していきます。ミラーニューロンの影響です。
ですから、リーダーは、ポジティブな話し方を常に心がけ、職場の空気を浄化してくことが大事です。時間がかかっても、途中であきらめてはなりません。
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