話し方教室東京 入門講座|あなたの「言葉使い」は大丈夫ですか?

日常に氾濫する間違った言葉づかい

使い方、読み方を勘違いしている言葉というのは、日常生活にも、SNSなどのネット環境にも氾濫しています。あなたは日頃から正しい言葉遣いをしていますか?

この質問に、自信を持って頷ける人は、この記事を読む必要はありません。でも、少しでも「どうかな?間違ってるかも…」と思ったあなたは、ぜひ確認してみてくださいね。

よくある間違った日本語の例

では早速、よく使われる「間違った日本語」を見ていきましょう。

1.なので

文の最初を「なので」から始める人がいますが、これは間違った使い方です。「なので」は「~なので」という、文と文の間に入る言葉です。文頭に持ってくるのは間違いです。

2.失笑する

失笑をあざ笑う、笑いすら出ない呆れたような意味だと思い込んでいる方が多いようですが、失笑は「思わず笑ってしまう」という意味です。

3.なしくずし

なしくずしを、「物事が解決しないままだらだらと進んでいく」という意味や、あるいは、時には「無理やり」という意味で使っている場面に出くわしますが、本来は「物事を少しずつ片付けていく」ことを意味している言葉です。

4.こうゆう(時/場合)

「こういう時」、「こういう場合」が正しいのですが、「こうゆう」と文字にしているケースをよく見かけます。発音する際には「い」を「ゆ」と言っていますが、文字にする際には「こういう」が正解になります。

5.後で後悔する

ご存じのように、「後悔」という言葉には「後で」という意味合いも含まれています。頭痛が痛い、と同じように意味が重なり合ってしまいますので、「後で後悔」とするのは間違いです。

6.煮詰まる

煮詰まる、煮詰まったは、考えが行き詰った状態を表しているのではありません。「議論が煮詰まってきた」なら、「結論に近づいてきている」という意味です。お間違えなく。

7.何気に

「何気ない」という言葉はありますが、「何気に」という言葉は厳密には日本語にはありません。

8.爆笑する

「この漫画、爆笑するから読んでみて」という会話などで使われる「爆笑」という言葉。しかし、爆笑はひとりでするものではありません。大勢で笑うことを爆笑と言うのです。「クラス全体が爆笑した」なら、正しい使い方です。

9.ハッカー

ハッカーと聞くと、コンピュータを使用して不正を行う人、という印象があります。しかし、元々は「コンピュータやインターネットに関する高度な技術を持っている人」のことを言います。ちなみに、コンピュータを利用して不正を行う人は「クラッカー」と呼びます。

さてさて、いかがでしかた?間違って覚えていた言葉はありませんでしたか?

日本語は複雑で難しく、日本人でさえ正しく使うのは簡単なことではありません。少しずつ正しい言葉を覚えていくようにしましょう。

言葉づかいや話し方に知性が滲み出る

言葉づかいでお里が知れる、と言われるように、言葉づかいで人の知性や能力も窺い知ることが出来るものです。ですから、あなどってはいけません。間違った言葉が氾濫している昨今だからこそ、正しく日本語を使える人が重宝される時代、ともいえるでしょう。

お互いに、日頃から言葉に対する感度を上げて行きたいものですね!もし言葉使いや話し方に自信がない方は、本学の話し方教室・講座で学ばれるのがよいでしょう。

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