話し方教室東京 教養講座-ボディランゲージでEQを高め、効果的コミュニケーションを!
ボディランゲージは心のサインである
人は、自己の感情をボディランゲージによって自然に、あるいは意図的に伝達することがある。それゆえ、ボディランゲージは心のサインともいわれる。
「ラダーズ」によると、ボディランゲージと情動指数である心の知能指数(EQ)は連帯し、ボディランゲージにて心の知能指数を高めることができるという。
特に、ビジネスコミュニケーションにおいて、ボディランゲージは有益であるといわれ、ボディランゲージを通じて、同僚、顧客、クライアントなど相手の感情を推測する、読み取る、理解することによって相手と円滑な意思疎通が図れる。
EQ(心の知能指数)とは?
心の知能指数とは心の知能を測定する指標であり、自己の感情・反応に対する認識力、他者の感情・反応に対する共感的な理解力と定義される。心の知能指数を用いることで、適切な判断を下し、問題回避あるいは問題解決が可能になるという。
また、行動特性にも関連するゆえ、心の知能指数に対する理解により、例えば、職場環境の改善は実現され、リーダーなど人を率いる立場の者には不可欠となる。
心の知能指数は、自己を取り巻く世界に対する解釈/周囲に対する理解、自己の存在意義に影響を与える。
自身のボディーランゲージを認識しよう
ボディランゲージは自然に出てくるものだけでなく、無意識に出ていることもある。特に、自信がない時、インポスター症候群(自分の能力や実績を認められない状態)である時、無意識のうちにボディランゲージとして表れ、言葉を発する前に自己の状態を相手に伝達している場合がある。
つまり、ボディランゲージを通じて、見た目より自己の感情・反応が判断される。例えば、相手と目線を合わせない、前かがみの姿勢である様子からは、質問の回答を避けたい、陰に隠れたい意向が連想される。
したがって、職場において、信頼できると思う人、自己にアプローチする人、良好な関係を構築したい人に対して正しいメッセージを送れているのか、改めて確認する必要があるだろう。
ボディーランゲージで効果的ビジネスコミュニケーションを
ボディランゲージは、影響力のあるコミュニケーションツールとなる。特に、会議・プレゼンテーションなどパブリックスピーキングにおいて、開始前および最中、自己が話し始める前、ボディランゲージを通じて他者の振る舞いを観察することは重要になる。
他者のボディランゲージより場の雰囲気、聴衆の状態を読み取り、話し方、声のトーンなど状況に応じて、臨機応変に対応することで、効果的なパブリックスピーキングが実現する。
また、優秀なリーダーは、チームメンバーのボディランゲージから感情・反応を推測したうえで、相手との意思疎通を図っている。相手の感情を理解し、相手の状態を考慮することにより、効率的なコミュニケーションが可能となる。
心の知能指数を高めるうえで、まず、自己認識が不可欠となる。状況に伴う自己の感情・反応の変化、あらゆる状況下における適した感情・反応について理解・認識を深めることにより、ボディランゲージを通じて、これまで以上に自己の感情・反応を示すことができる。
会議にて悪いニュース、難しい問題などネガティブな内容を伝える際、楽しい気分で会議に臨むのは不適切であるように、状況に応じて、感情、気持ち・気分を切り替える必要がある。自己認識を高める練習として、1時間など一定時間ごとにタイマーを設定し、自己の感情を客観的に捉えることも一案だ。
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