話し方教室東京 教養講座|プレゼンテーション能力開発の前に、知っておくべきこと!
ビジネスの成功に、プレゼンテーションスキル開発は必須
アメリカの「ハリス世論調査」によると、調査対象者のうち約70%がビジネスの成功にプレゼンテーションは重要であり、75%がビジネスプレゼンテーションスキルの向上を望むと回答しています。
これはアメリカでの調査結果ですが、日本においてもほぼ同様の結果が得られることと思います。そこで今回は、これからプレゼンテーション・スキルを開発するに際して、知っておいてほしいポイントをご紹介しておきましょう。
「聞いた」情報は、意外に記憶に残らないもの
プレゼンの成功・失敗を分けるものは、話し手が伝えるメッセージや、プレゼンテーションの内容に対する聞き手の反応度合い、ということになります。プレゼンでは、聞き手の興味・関心、共感・賛同を得る必要があるのです。そのためには、聞き手のニーズを満たした「内容」であること。そして聞き手との間に「感情的親密さ」を築くことが不可欠になってきます。
まず、「内容」面のことをお話しましょう。
一般に「聞いた」情報のうち、記憶に残るのは30%から40%程度であるといわれます。一方で、「見た」情報は、90%前後が記憶に残るといわれています。実施したプレゼンテーションが聞き手の「記憶」に残らないようでは、プレゼンは失敗といえるのです。
では、どうすれば記憶に残せるのでしょうか。それは聞き手の視線、注意を引くことがカギになります。つまり「うまく見せる」ことがポイントになるのです。
プレゼンで「感情的親密さ」を築く
次に、「感情的親密さ」について述べましょう。感情的親密さとは、「親しさ、仲間意識、信頼感」とでも考えてください。あまり「心理学的」な細かな定義は、されない方がわかりやすいでしょう。
さて私達が、初対面の人に「親密さ」を感じる要因とは何でしょうか?
それは例えば、挨拶をしてくれる、笑顔がある、気軽に話しかけてくれることでしょう。また、色々気遣ってくれることや、声のトーンだったりもします。こんな風に、感情的親密さを築くポイントの多くは、言語以外の、「非言語」にあります。
ですから、プレゼンテーションのスキル開発には、内容を工夫するだけではなく、非言語要素(非言語コミュニケーション)も磨く必要があるのです。忘れないで欲しいものです。
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