話し方教室東京 教養講座-プレゼンテーションの「質疑応答」に上手く対応する秘訣!
質疑応答に上手く対応することで、話し手のメッセージは強調される
プレゼンテーションの質疑応答は話し手と聞き手がコミュニケーションを図れる重要な時間であり、質疑応答を上手に乗り切ることによって話し手のメッセージは強調されると「ジェナードメソッド」では説明している。
プレゼンテーション後の質疑応答で聞き手と交流を図りたいと楽しみにしている話し手もいるかもしれない。一方、どんな質問が出るか分からず不安であり、質問に答えられないかもしれないと恐怖を感じる話し手もいることだろう。
聞き手からの質問は、聞き手がプレゼンテーションに興味を示している証拠
概して、多くの話し手は、プレゼンテーションの質疑応答に対して苦手意識を抱いている。
質問内容を想定して質問に対する回答を準備して臨んだとしても、質問内容はその瞬間まで分からない。質疑応答の展開は必ずしも予測できるとは限らず、想定外の事態も起こりうる。それゆえ、緊張が増し、不安や恐怖を感じてしまう。
しかしながら、質疑応答において聞き手から質問が出ることは、聞き手がパブリックスピーキング内容に対して興味や関心を示している証拠である。興味を持っているからこそ聞き手の反応があり、質問が出てくる。逆に興味がない話であるならば、聞き手からの手応えは得られず、聞き手の反応もない。
難しい質問を上手に切り抜けるテクニックはあるか
難しい質問を切り抜けるテクニックとしては、まず、「それは重要なポイントであり、それを提起してくれて嬉しいです」「良い質問をしてくれ、ありがとうございます」と質問者を褒める。
そして、質問内容が重要な論点であると伝えたうえで、「質問内容はパブリックスピーキングの論点に繋がります」と話を持っていく。つまり、質問内容から自分の主張へと切り替える。質問に答えたことになり、さらには、質問を通じて、自分の主張を念押しできる。
それには、話し手がプレゼンテーション内容を深く理解し、伝えたい情報を明確にしている必要がある。聞き手のニーズに基づいて聞き手の伝えたい情報を考え、話のポイント、前後のつながり、根拠や証拠、事例や具体例など内容をしっかりと整理しておくことが肝心だ。
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