話し方教室東京 教養講座-マスク着用時の最適コミュニケーション術!
マスク着用時のコミュニケーション問題
ロイヤルカレッジ・オブ・スピーチアンドランゲージセラピストのアビー・ローパー博士は、「スカイニュース」にて、マスク着用時の最適なコミュニケーション方法について説明している。
新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)の感染拡大が続く現在では、感染予防・感染拡大の抑制(うつらない・うつさない)には行動変容が求められる。マスク着用により感染拡大は抑止でき、今後、マスクは日常生活の一部となる。
しかしながら、マスクは鼻・口を覆うため、表情が伝わりづらくなる。マスク着用での意思疎通・コミュニケーションは容易ではなく、特に、初対面、面識のない相手とのコミュニケーションは、これまで以上に困難になる。
ローパー博士は、コミュニケーションに問題がない場合であっても、マスク着用時に会話による意思疎通は非常に難しいと指摘したうえで、マスク着用時のコミュニケーション術を紹介している。
大声ではなく、聞き取りやすい声の大きさは保ち明瞭に話してジェスチャーや筆談も交える
マスク着用は表情を隠し、聞き手に話し手の声を聞こえにくくする。博士によると、特に、親密でない間柄の相手とのコミュニケーション、予測不可能・不確実な状況において、マスクは会話によるコミュニケーションの妨げになるという。
それゆえ、マスク着用時は、会話によるコミュニケーションにこだわらず、身振り・手振り、筆談など会話以外の方法を用いて、相手との意思疎通を図ることが重要であると説明する。辛抱強く、話している相手と真剣に向き合って寄り添うことで、相手の気持ちや意図することが理解できると述べる。
また、話し手は、聞き手に話す内容が正しく伝わるように、大声を出したり、声を荒げたりせず、これまで以上にハッキリと自然に話す必要がある。聞き取りやすい声の大きさを保ちながら明瞭に話すことで、相手に正しく伝わり、誤解は回避できると説明する。
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