話し方教室東京 教養講座-「共感」のコミュニケーションスキルを磨け!

(画像はPixabayより)

相手の話をよく聞いて、相手の感情を理解する

「ザ・カンバセーション」では、コミュニケーションにおいて聞き手に求められるスキルは、相手に対する「共感」であると説明している。

共感とは、相手の感情に寄り添って理解を示すことである。相手の立場になって、相手が抱く感情を相手になったつもりで、あたかも自分が感じているかのように感じ取る。相手の感情を推測するのではなく、相手の話をよく聞いて相手の感情を理解する。

相手と同じ経験をしたとしても、その捉え方は異なることを知る

人は、人生や経験から作り上げられたフィルターを通して世界を見る。個々が独自の参照枠(脳内辞書)を持ち、異なる捉え方をする。参照枠とは、これまでの経験や知識に基づき、物事を理解・判断するために枠組みであるかのように作用する。

それゆえ、相手を同じ経験をするだけでは、相手の感情は理解できない。たとえ相手と全く同じ経験をしても捉え方は異なる。同じ状況下であっても、思考、反応、感じ方は人それぞれであり、相手と全く同じ感じ方をするとは限らない。

相手のフィルターを通じて世界を見ることの大切さ

コミュニケーションでは、相手の立場になって、相手のフィルターを通じて世界を見ることが求められる。

自分の話をしたい、自分の経験を共有したいといった衝動的な欲求を我慢して、ただ相手の話に耳を傾ける。これが意外と難しい。相手の話を集中して聞き、相手になったつもりで、あたかも自分が感じているかのように相手の心を感じ取るのが大事だ。

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