話し方教室 教養講座-仲の良い夫婦が行っているコミュニケーションのコツ!

敬意を基盤としたオープンコミュニケーション

仲の良い夫婦の間では、相互のリスペクトがコミュニケーションの基礎を形成しています。互いの意見を尊重し、一方的な批判を避けることが、信頼関係を深める上で非常に重要です。

その鍵は、オープンコミュニケーションにあります。これは、自分の感情や考え、ニーズを正直に伝え、相手の話に耳を傾けることを意味します。この透明性が、互いの理解を深め、誤解を防ぐために不可欠です。

例えば、忙しい一日を終えた夫が「今日はとても疲れた。少し静かにしたい」と伝えることで、妻は夫の気持ちを理解し、必要なサポートを提供できるようになります。

定期的に話し合う時間を設ける

仲の良い夫婦は、日々の忙しさにかまけて互いの感情や生活の変化を見逃さないよう、定期的に話し合う時間を設けています。

この話し合いでは、お互いの日常や心の状態、感じていることや必要としていることを共有します。この習慣は、関係の維持だけでなく、お互いの成長にも寄与します。

例えば、夫婦が週に一度、コーヒーを飲みながら過ごす時間を持ち、それぞれの週のハイライトやチャレンジを話し合うことで、連帯感が生まれ、関係が強化されます。

感謝の気持ちを言葉で表現する

コミュニケーションの中で感謝を表現することは、夫婦関係を健全に保つための重要な要素です。

小さなことであっても、相手の行動に対して感謝を示すことで、ポジティブなフィードバックループが生まれ、良好な関係が維持されます。

たとえば、夫が家事を手伝った際に、「今日は洗い物をしてくれてありがとう。助かったわ」と感謝を伝えることで、夫もまた妻に対して何か良いことをしたいと感じるようになります。

このような些細と思えることが、実は、互いに対する尊敬と愛情を深めることにつながるのです。

話し方教室の視点/今日の一言
「理解と尊重を深めることが、すべての『良い関係』を築く基盤」

上述したコミュニケーションのコツは、仲の良い夫婦だけでなく、あらゆる人間関係においても応用可能です。お互いに対する理解と尊重を深めることで、より豊かで充実した関係を築くことができるのです。

また、対立や衝突の解決においても、上記のコミュニケーションが非常に役立ちます。仲の良い夫婦は、問題が生じたときに、非難や怒りに訴えるのではなく、具体的に話し合い解決策を一緒に考えます。

そうして、互いの視点を尊重し合い、解決に向けて協力することで、問題を乗り越え、さらに強固な絆を築いていくことができるようになるのです。

学院総長 酒井美智雄

■ 記事関連・話し方講座/会話,雑談力専門・話し方教室

■ 話し方教養講座提供/©話し方教室の名門・日本コミュニケーション学院(東京)/話し方教室教養講座・スタッフ委員